ハードカバーの単行本なんて滅多に買わないのだけど、つい買ってしまった。
著者の小関智宏氏は50年ほど旋盤工として働いてきた職人さんである。
すでに
amazonでレビューが書かれていますが、まさにその通りで「職人学」と言うより「職人道」ですな。
また、精神論だけに終わっていなくて、実際の治具の例や缶詰の例なども図解で載っており勉強になります。
私自身は昔はハード屋で今はソフト屋に分類されるのでしょうが、ソフトウエアにも共通する話があちこちに載っていて参考になります。
その一例を、あとがきからの一文で挙げてみましょうか。
製品としては成熟した物に見えるが、それを作るプロセスは決してありきたりではない。
一つ一つのシステムもいろんなプロジェクトマネジメント技術やプログラム技法・テスト技法の工夫・改良・道具立てで良くすることができると思います。
難しい物を作れといわれたときほど燃え上がる職人気質を、私ももう一度持ちたいなと思いました。
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