2003年12月31日水曜日

続々Serial-ATAのHDD

白状しよう。

実は昨日設定したSerial-ATAのHDDは2個目なのだ。

��増設ということで暗に書いてはいたが。



2003年11月に購入していた初代HDDの方が、どうもlogを見ると本日早朝から


Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr: error=0x04 { DriveStatusError }
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr error1: nr_sectors=5, stat=0x51
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr: status=0x51 { DriveReady SeekComplete Error }
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr: error=0x04 { DriveStatusError }
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr error1: nr_sectors=4, stat=0x51
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr: status=0x51 { DriveReady SeekComplete Error }
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr: error=0x04 { DriveStatusError }
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr error1: nr_sectors=3, stat=0x51
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr: status=0x51 { DriveReady SeekComplete Error }
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr: error=0x04 { DriveStatusError }
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr error1: nr_sectors=2, stat=0x51
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr: status=0x51 { DriveReady SeekComplete Error }
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr: error=0x04 { DriveStatusError }
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr error1: nr_sectors=1, stat=0x51
Dec 31 05:12:38 hobby kernel: hdg: write_intr: status=0x51 { DriveReady SeekComplete Error }

という感じで死んでしまったようだ。

また、ブート時のPOSTにて


そのドライブはS.M.A.R.Tに反応しないよ

と言う主旨のメッセージが出て、キー入力を求められていた。



今年はとことんディスクがらみのトラブルに見舞われている(T_T)

天神の某大手ショップで交換してもらって、締めくくるとする。


来年こそ良い年(ゆっくり寝られる)になりますように。

続Serial-ATAのHDD

昔使っていたSCSIの外付HDD箱にSerial-ATAのHDDを入れ込み、掟破りの外付で使いはじめた。
実は使う前にしびれる出来事があった。


ご存じの通り、Serial-ATAはケーブルが細くなって取り回しがしやすくなっている。
その分、インタフェースコネクタも小振りで薄いものになっている。
HDDをケースに押し込んで、ケーブルを繋いだ後、Linux Boxに繋ぐまでの間、
部屋の片隅に置いていたのだが、気がつくと赤いserial-ATAケーブルが抜けて転がっていた。
「あれ、いつ抜けたのかな?」と思って見てみるとHDD側のコネクタのプラスチック部分毎もげて抜けている(T_T)。
��まだ電源すら入れていないのに...
大汗をかきながらHDDをケースから取り出してみると、金属端子部分は無傷のようだったのでそっと押し込んでテープで固定した。
��コネクタの金属端子間に入り込まない程度にほんの少し瞬間接着剤も使った。
��粘度の高いやつね。
その後、電源を入れてみたが、何とか使えている。
いやー、焦った(^^;

2003年12月30日火曜日

Serial-ATAのドライブの電源

Linux BoxでTVのキャプチャをやっていると、やたらとディスクが必要になる。
編集してDVD-Rなどに吐き出せばいいのだが、時間がとれない。
そしてHDDを追加する羽目になる(^^;

私がキャプチャに使っているLinux BoxのマザーボードはSerial-ATAのコネクタも持っているので今回近所のPCショップにて購入してみた。
売っていたのはHITACHI(HGST),Seagate,Maxtorであった。まぁ、普通の品揃えかな。
Serial-ATAの電源コネクタは従来のATAの4pinのでかいコネクタから変更になっているが、
HITACHI(HGST)のドライブは、旧来のコネクタも新しいコネクタもついている。
Seagateは旧来のコネクタはついていなかった。
��付けるスペースはあるのに...コストダウンのためだろう。
��私が持っている電源だと、変換コネクタを買わないとつながらない。
Maxtorは銀色の袋のなかが透けていなくて良くわからなかったが、買うつもりが無かったのでお店の方にも聞かなかった。
��その昔、ディスク障害でのデータ消失の経験があり、Maxtorはなかなか手が出ない(^^;
価格はSeagateの方が安かったのだが、電源変換コネクタ代を考えるとあまり差がない。
Seagateでははずれを引いたことがないのだが、今回はHITACHI(HGST)にしてみた。
一応何も考えずに繋いで認識してくれているのだが、どうにも高速なモードになってくれない。
Linux-2.4.23なんだけど、何か設定が要るのかなぁ。
それともBIOS設定の問題か?普段はディスプレイを繋いでいないので繋いだらBIOSもみてみよっと。

2003年12月28日日曜日

本を買うとき

アマゾンのアソシエイトプログラムでリンク作ってみた。

自分で買うときにもつかおっと(^^;






















サーチ:







Amazon.co.jpアソシエイト





2003年12月25日木曜日

ML役立ち記事(OBS266)

独断!OBU-ML 役立ち記事

OpenBlockS266関連



自薦/他薦問わず、「この記事は使える!」と言うものの推薦待ってます(^^;

ちょっと大きなページになってしまいましたが、

http://search.luky.org/obu/
をご覧いただき、私にURLを書いたメールを頂くか、本記事にコメントとして入れて下さい。

二度目の大往生

永六輔著 岩波新書
柳の下の二匹目のドジョウを追ってみた。

言っておくが、私は決して永六輔氏が好きなわけではない。(生理的に(^^;)

しかしながら、

氏の本を最近の多く読んでいるのは、氏の作家としての才能はもとより、プロデューサとして多くの有名・無名の方々が残した名言を収録している書籍に価値を見いだしているからである。
本書はまさに二匹目のドジョウであるが、だまされて釣りに行って(釣られて?)読んでもまた新たな発見があると思う。
��それにしても口語調(会話体)の文章を読むのは楽である。
��現在読んでいる堺屋太一氏の本は非常に引きつけられるが読むのに時間がかかる(^^;

2003年12月24日水曜日

MT security fix


[MT-users] Movable Type Update Newsletter
Date: Mon, 22 Dec 2003 01:50:54 -0800

Contents:

* Year-End Thanks
* Important: Movable Type 2.65 Fixes a Security Issue
* Movable Type 3.0 Announcement

と言うメールが来ました。日本語パッチも当てていることなので

If you'd rather just fix the XML-RPC security issue, you can replace
lib/MT/XMLRPCServer.pm on your server with the new version of
XMLRPCServer.pm at

http://www.movabletype.org/downloads/XMLRPCServer.zip

This is a ZIP file. Extract it and upload the version of
XMLRPCServer.pm within to your server in ASCII mode.

だけをやってみた。

自分でパッチを作ろうと思ったら、既に


http://naoya.dyndns.org/~naoya/mt/archives/000776.html

にパッチが掲載されていた。

ありがたく頂いて更新しました。m(_|_)m

2003年12月22日月曜日

芸人

永六輔著 岩波新書
これも職人が気に入ったので、大往生などと一緒に古本屋で買ってみた。



ある種の職人である芸人の世界も、芸人という一言ではくくれないものがあることが分かった。
舞台芸人とテレビ芸人の違いなども面白い。
本書にも名言が多いが、今これを書きながら、ぱらっとめくって目に付いたものに
「客が時のたつのを忘れる。それが、客に勝った時だ。」
と言うのがあった。
お客さんの前でプレゼンしていて、あくび一つされず、ずっと聞き入ってくれたり
メモを一生懸命取られた時って、うれしいものですよね。

大往生

永六輔著 岩波新書
職人が気に入ったので、古本屋で買ってみた。



職人を先に読んだせいで、ワンパターンと感じたが、やはり死を意識した言葉というものはいろいろ感じるものがある。
最近、私も死を意識する歳、つまり親父が死んだ歳に近づいており、はじめて有限の寿命を感じた上で本書を読んでみた。
若い人(若い時)には感じない何かを感じた。

経済ってそういうことだったのか会議

私は経済学を馬鹿にしていた。
経済学部出身の知り合いには遊び人しか居ないし(^^;、経済学で経済が良くなったという話も聞かない。


しかし、この本を読んで、馬鹿にする裏には私自身の無知があったのだと言うことに気がついた。

本書を読んで「経済ってそういうことだったのか」と言うよりも「世の中ってそういうことだったのか」と感じてしまった。
平易な対話調で書かれて読みやすく、文庫でコンパクトになり、しかも新たな章が追加されている。
私のように経済を毛嫌いしている理系人間も読んで損はしない。お勧めである。
人間の仕組みが分かることによって、プロジェクトの運営などにも有用であると思う。

2003年12月16日火曜日

センサ活用141の実践ノウハウ―実物写真と動作回路で素子の使い方を理解する

2001年初版。ユビキタスといえばセンサである(^^;



光音系:光(フォト)センサ、赤外線センサ、超音波センサ
温度系:サーミスタ、白金側温抵抗体、熱電対、湿度センサ
気体系・流体系:ガス・センサ、圧力センサ、風速センサ
電磁気系:磁気センサ、電流センサ
物理系:振動・加速度センサ、ひずみセンサ、位置センサ、振動・加速度センサ
てな感じで、いろんな種類のセンサについての概要が書かれている。
解説とtips付きの有用なカタログ(にとどまらないが)と言えると思う。
センサを使った回路のサンプルや、各センサの特性についてもさらっとであるが示されており、どんなセンサを使うか迷ったときに本書を開いて見ては如何でしょうか?
学生時代は炉の温度測定で熱電対には良くお世話になりました。

はじめてのTcl/Tk

1995年初版。


その昔、Unix(というか、X)での簡易GUI作成と言えばtcl/tkだったと思う。

私も簡単なGUIを作るために本書を購入した記憶がある。
実際には、既存のサンプルに手を加えながら作ることが多かったと思うが、この本もそれなりに役に立った。
��ような気がする。良く覚えていない(^^;

入門Perl

1994年初版。私は1996年頃購入。

perl入門ではないところがミソか。

文法書でもなく、リファレンスでもない。
perlの有用なところや苦手なところを実際のスクリプトをもとに解説しているもの。
ある程度、文法書をもとに書き始めた初心者が、再入門的に解説付きのソースで勉強する向け(って何?)と言うところか。

実用UNIX Perlハンドブック

1998年初版。ナツメ社のこのたぐいのHOWTO本は今ひとつだと思っていたのだが、本書は当時かなりいい方だったと思い購入した。



以下のように、単なるリファレンスではなく、順を追って解説しているところがいい感じ。
また、当時出て間がないperl5についても記載している。
第1章 プログラミングの基礎知識
 基礎のおさらい
第2章 Perlによるプログラミング入門
 変数、配列、アルゴリズム、連想記憶など、順を追って概要を解説
第3章 正規表現
 私にとってはsedやawkとの違いがわかりうれしかった
第4章 典型的なperlプログラミング
 かなり良い例が解説付きで載っている。ここが結構良い。
第5章 リファレンス
 関数名、引数、戻り値がきちんと書かれている。
改訂版でないかなぁ。
また、この感じでruby版無いかなぁ。

2003年12月15日月曜日

UNIX C SHELLフィールドガイド

1987年初版本。古い本だが、今でも現役で使えますよ。



会社に入ってsysVからUNIXに入った私にとってはBSD由来のCshは良いテキストが無く、困っていた。
その時、この本を見つけかなり助けられた思いがある。
フィールドガイドの名の通りスクリプトの事例も多く、今でもお勧めです。

OSI&ISDN絵とき用語事典

1988年コンピュータ&ネットワーク4月別冊。


絵ときというように、分かりやすい挿し絵・ポンチ絵と解説の組み合わせで難解な(?)OSI関連用語を解説している。

OSIは紙の上では長く生き残りそうだけど、ISDNは世の中からも消えていくのかなぁ。

マーフィーの法則―現代アメリカの知性

1993年初版。言わずとしれた大ベストセラー。



でも、そんなに面白いとも思わなかったし、ためになったとも思わない。
��「悪いことは必ず起きる」の一言でも良いと言えばいいすぎ?
「為になる本と思って読んではいけない」と言う法則なのかな(^^;
��暇つぶしにはなるかも。

インターネット構築術

1995年初版。タイトルからは分かりづらいがダイヤルアップやISDN時代に必要なサーバ関連の設定がうまくまとめられている。




ブロードバンド・常時接続が当たり前になった今となっては、本書のSLIP関連の記述は不要なものとなったと思うが、メールサーバやDNSサーバに関しても簡潔に書かれており、参考になる部分が多いと思う。

UNIX Cプログラミング

1991年初版。NUTSHELLのシリーズもの。

言語としてのCの文法を知るだけでは、実際に使えるプログラムが書けない。
Unix環境上で使えるプログラムを書くためのノウハウが書かれたのが本書である。


実際に私が使った部分は、
・ファイル処理
・シグナル処理
などである。
��ネットワーク関連などは、その昔は使わなかったのよ。

プログラミング言語C ANSI規格準拠

本書はANSIに準拠した第2版。第1版も持っていたのだが、どこかに行ってしまった。

やはり基本は本書だと思う。


最近、型定義が必要な言語でのプログラミングはおこなっていないので、Cは書けなくなくなっているのではないかと思うが(^^;、また改めて読んでみようかなぁ。
configureとmakeだけではダメだなぁ(^^;
��最近はさらにapt-getしかやってなかったりするし...

UNIXデバイスドライバ

1989年初版。アスキー出版局。



これも、買ったは良いが、宝の持ち腐れ。
ハード屋には敷居が高かったなぁ。
カーネルエンジニアにあげよう(^^;

UNIXカーネルの設計

1990年初版の本。bit別冊で大判、かなり中身も濃い。




その昔、購入したのだがほとんど理解できなかった記憶がある(^^;
カーネルエンジニアに渡して読んでもらおっと(^^;

DNS&BIND

私が持っているのは1995年の初版本。


今では、

まで出ている。

DNSサーバを上げた際には、本書を引きつつ作業した記憶がある。非常に助かった。
DNSも変わらないようでありながら、少しずつ進化しておりそれに追従している本書は立派なものだと思う。
��欠点は分厚さと重さか(^^;

プロフェショナルシェルプログラミング

1996年初版のASCIIから出ているシリーズものの1冊。
このシリーズは良書が多いが、本書も良い!





Bsh,Cshの両方について書かれており、基本概念からスクリプトおよびインタラクティブ環境に関しても書かれている。
shellの基本は変わっていないため、古くさくならず、今でも使える本である。

Emailサーバ構築ガイド

この本も薄手のオライリーのシリーズものである。1996年初版。



今では国産のfmlという標準的になったMLサーバソフトウエアがあるが、数年前まではMajordomoが多く使われていた。(もちろん、今でも使われている)
社内でMLサーバを立ち上げる際に参考書として購入した記憶がある。
但し、実際にはMajordomoの使い方よりも、本書の中で紹介されているsendmailのaliasesから起動される各種スクリプトの方が、後々ためになった。
E-mailはファイアウォールを越えられることも多く、間欠接続環境でも連係できる。
このようなメリットを生かしたシステム連携を検討している方には本書は決して古くない。
目を通してみては?

FTPサーバ構築ガイド

オライリーから出ている薄手の本。1996年初版。




ftp://his.luky.org/を構築する際に、参考にさせてもらった。
ftpは古くからInternet上の標準的なファイル交換手段として用いられ、今でも広く使われている。
本書の内容は古くなってしまったが、基本的に部分に関しては今でも十分通用するものである。
薄い本なので、古くなってしまった実装に関する部分はとばして、ざっと読んでみては如何でしょうか?

BASICによるプログラミング・スタイルブック―より良く、美しいプログラムを書くために

昭和60年(1985年)初版。たぶん手元にあるのは2冊目である。(1冊目は紛失した)



この本も学生時代にはじめて手に取ったが、

当時非常にインパクトが大きかったことを覚えている。
PC-8801上のZ80アセンブラやN88BASCIで見よう見まねでコードを書いていた当時、プログラミングのなんたるかをはじめて教えてくれたのが本書であった。
はじめて「構造化プログラミング」と言うものも知った。
それまでは「以下に1バイト削るか」「以下に1ステップ削って高速化するか」と言う観点でしのぎを削って(^^;いたのだが、本書を読んでからはわかりやすさ優先でのコーディングを心がけるようになった(はずである)。
��アセンブラで書いていたところは、そうでもなかったけど。
C/C++版での続編も2000年頃に出ているらしいので、コードを書く人は読んでみては如何でしょうか?

パソコン計測制御とインターフェース活用法

本棚を整理していたら発見した。初版は1984年である。


この本は学生時代に買ったのであるが、非常に助けられた。


当時私はPC-8801mkIISRと言うPCを使っていた。
本当はPC-9801を買いたかったのであるが、非常に高価でとてもではないが個人で購入することは出来なかった。
情報系の学科ではなかったこともあり、大学の研究室には初代PC98やその次くらいの機種が入った頃であり、もちろんインターネットなんて知らない頃である。
卒論も私以前は全員手書きとタイプ打ちのものであった。
言い換えると、(悪筆だったこともあり)私が最初にワープロでの卒論提出者だった。
卒業研究は「水性ガスシフト反応の速度論的研究(だったかな?(^^;)」と言うもので、酸化鉄の還元反応の最中に炉の中で起きる水性ガスシフト反応と言うものの平衡常数などを調べるものであった。
実験結果と数値解析結果を比較することが必要になり、PC98上のN88BASIC(98)でプログラムを組み解析をおこなっていた。
その際に、実験炉の温度を熱電対で測定する装置からプロッタで温度変化をグラフに書いており、後で読みとるのであるが、これを何とか自動化できないかと考え、隣の研究室の先輩と、本書を読みながら8255などを買ってきてインタフェース基板を作成したものでした。
おかげで読みとり間違いも少なくなるとともに、データ入力の手間もかなり省けて非常にうれしかったことを覚えています。
尚、上記の体験がもとで電機メーカに就職し、しかもコンピュータハードウエア設計部門に行く羽目になりました(^^;
(今では仕事は変わっていますが)
つまり、本書は私の人生を左右した書籍なのです(^^;;;;
今パラパラめくっても、非常に幅広くソフトウエア、ハードウエアに関して書かれており良い本です。
今ではハードもソフトもブラックボックス化が進んでおり面白くないなぁ。
だから良い意味での「作りたがり屋さん」はオープンソースに流れるのかな?

ファイアウォール―インターネット関連技術について

お世話になっている寺田さんが書いた本と言うことで初版当時(1998年)購入した。



その当時は、ファイアウォールに関する書籍しかも体系立って解説した本はあまり無かったと思う。
本書はファイアウォールのみならず、Internet上での広義のセキュリティを保った通信という観点でVPN,PPTPなどに関しても解説している。
Linuxなどでの実装的なことは書かれていないが、その分基本的なことについてまとめてあり、教科書的に読むには今でも十分通用すると考える。

特選 星降る夜のパソコン情話―Linux狂騒曲

著者サイン入りのものを持っている(^^;



エッセイでありながらリソースガイド(有用URL一覧)やコマンドラインのオプションなども書かれている。
しかも縦書きである。
私は縦書きの日本語に縦方向のアルファベットと横倒しのアルファベットが混在するような文書はとてもついていけない。
著者のファンなら読むのだと思うけど、申し訳ないけど私は読む気にすらなれなかった。
少なくとも、エッセイ部分とテクニカル部分は分けて欲しかった。
そういう意味では、編集がもう少し良ければと言うことか。

E‐Mailセキュリティ

初版が1995年である。
現在のE-mail関連のトピックス的な書籍であればSPAMに関する話が多くなると思うが、
本書は「以下に自分が送受信するメールのプライバシーを守るか」と言う観点の内容である。



それはそれで、現在でも大事なことなのではあるが、その後の実装も大きく進んだ今となっては、歴史的な書籍となった感がある。
但し、E-Mailに関しては基本的なところは当時と変わっていないものもあり、無意味な書籍になったというつもりはない。
メール関係で実装する方はつまみ読みでも如何?

Ghostscript Another Manual

WebアプリケーションでPostscriptの出力を画像などに変換する必要があったときに買ったもの。
本書の初版は1997年である。




全体を読んだとは言い難いが、当時は役に立ったと記憶している。
現在では印刷やWebでの配信においてもpdfが主流であるが、基本となっているpostscriptとそのオープンな実装系であるghostscriptに関して知る上では本書は役に立つと思う。
ちなみに、中身に関係ないが表紙のデザインが渋い(西欧のクラシックホラー風)で非常に好きである(^^;

Oracle8iとPHPで作るWebデータベースfor Miracle Linux

2年ほど前、PHPでOracleをいじることになり、何か参考になるものがないかなぁと本屋を物色しているときに発見したもの。





PostgreSQLやMySQLでのPHPの事例は多かったが、Oracleとの組み合わせに関する本は少なかったと思う。
基本的には何も変わらないと思われるが、本書にはそれなりのTipsがあった。
forMiracleと書いているが、Miracleで無ければならないことは書いていないと思う。
ちょっと古くなった(Oracleもそろそろ10gだそうだ)が、お役には立つと思いますよ。

Linux FreeBSD日本語環境の構築と活用

表紙のデザインから通称「坊主本」と呼ばれ、Linuxで日本語環境が整っていなかった当時(初版1997年末)には、非常にお世話になった。




時の流れは速いもので、今となっては古くなっている部分が目立つが、基礎的なところを知る上では役に立つ書籍だと思う。

2003年12月14日日曜日

英辞郎

一時期、書店で大量仁平積みされていたピークを過ぎて買った本(^^;

100万語の収録語数がポイントのようである。


Linuxでも使えます。

http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/E_dictionary-mini-HOWTO.html

一時期は頻繁に利用していたが、ディスクが足りなくなり追い出された経緯があります(^^;

解説 百人一首

書店の参考書のコーナーで見つけた本。
灘高の先生が書いており、古文の参考書として使うものなのかもしれないが、通勤時にパラパラと読むにはちょうど良い分厚さであると思う。



基本的に見開き2ページで一つの首の解説と挿し絵が掲載されており、読みやすい。
解説文も参考書調ではなく、著者の思いも含めた解説であり、大人の読み物とも言える。
表紙が非常に派手であり、中の挿し絵も多少どぎつい感じがするところもあるが、それはそれの味わいとして楽しめばよいと思う。
ちなみに挿し絵は、著者の教え子のようであるが既に没している。

Perl5 リファレンスブック

本書を買うときに、オライリーのPerl5 デスクトップリファレンス
Perl5 デスクトップリファレンスと、どちらにしようか書店店頭で手にとって比較した末に、こちらを購入した。



こちらの方が200円高いのであるが、

・awkとsedに関しても簡単に記載してあり、awk使いの私には便利
・変な訳がない(日本人が書いており当たり前)
・関数の戻り値などもきちんと書いてある
 (今オライリーの方が手元にないのできちんとした比較ではないが)
などにより、こちらを購入した。
これ一冊で大丈夫。

Apacheデスクトップリファレンス

オライリーのデスクトップリファレンスシリーズも数冊買ってしまったが、その中の一つ。


これねぇ、訳が今ひとつだと思います。


私の趣味と合わないだけかもしれませんが、テクニカルタームは個々に訳さないで用語集的にまとめて書いてもらった方が読む方としてはありがたいなぁ。
例えば、
・「完全修飾ドメイン名」とか書かれても、何の事やら分からない。FQDNのこと?
・「基本認証」ってBasicAuthなのね。
とか妙に訳してあったり、
逆に訳して欲しいのに語句の説明もなくカタカナにしてあるだけの感じのものとか、記載がおかしいのとしては
・configファイルは/usr.local/apache配下の/etc配下?
 (書くなら/usr/local/apache/配下のetc/配下かと)
など。
今ひとつ、紙も硬くてめくりにくいし(^^;
初版本(2000年10月)だからなのかもしれませんが、記載方法を見直さないままに翻訳しただけでは使いにくいものになる典型のような感じというと言い過ぎか。
結局、apache同梱の原文ドキュメントが一番シンプルで分かりやすいという羽目に...
改訂版が出ているのかなぁ...

TOEICテキスト ボキャブラリー基本編―かならずできる!30日間完成 ぐんとスコアアップするための、基本単語完全攻略

会社の斡旋で仕方なく購入した(^^;



「かならずできる30日間完成」とサブタイトルがあるが、三日坊主の私には30日なんて気が遠くなるほどの長期間である。
そこで、本書の特長でもあるCDに納められた例文のヒアリングによる単語の習得ではなく、

割り切った使い方として以下のような方法をとった。
・まず、添付のCDの内容をすべてmp3に変換
・そのmp3ファイルをコンパクトなmp3プレーヤに入れる
・通勤時にとにかくそれだけを聞く
つまり、本は一切使用しないで聞いているだけだった。
結果としてはボキャブラリが増えたとは思わないが、ほぼ毎日ヒアリングしたおかげで、TOEICのスコアとしては600点台から700点台前半まで押し上げることが出来た。
��最近は、何もしていないので、実力的にはもうダメだろう(^^;

続・HTML入門―新機能、CGI、Webの進化

1995年12月出版の初版本の方しか持っていませんが、当時この本を読みながらしこしこHTMLやcgiを書いていたことを思い出します。
もう大昔の話になってしまいました。

現在は

が出ているようですが、これも1998年出版のものであり、
たぶん最近のHTML,CSSに関する記述はないのではないかと思われる。


分厚く重い本ではあるが、良書であっただけに改訂版は出ないのかなと思います。
但し、もっとエッセンスを抽出したものの方が良いような気がします。

初めてのPerl

「はじめてのC」よりは恥ずかしくないタイトルである(^^;



perlそのものは非常に「使える」言語だと思うが、本書は入門書としては必ずしも良書とは思えなかった。

読んだときの感想としては、「プログラミング言語AWK」のperl版が欲しいと思った。
国内の作者が書いたもっと良い入門書があると思うので、そちらをお勧めする。
��具体的には、何が良いかなぁ(^^;

プログラミング言語AWK

awkの名前の元ともなった言語の作者でもあるAho,Kernighan,Weinbergerによる著書です。

言語作者(学者)の著書なので、難しいのではないかという先入観がありましたが、基本的な言語仕様と短いながらも有用なサンプルでawkの応用範囲を示してくれる良書だと思います。




私が本書を手に取ったのは、shellだけでは処理が難しいテキスト処理をおこなう上で、何か良いスクリプトはないだろうかと探していた時期でした。
awkと本書をほぼ同時に知り、一気に読んだことを覚えています。
今でもちょこっとしたスクリプトを書くときは、まずawkで書いてしまいます。
また、本書を人に貸していたときに、紛失してしまいましたが、本屋を探して再度購入しました。
perlやrubyなどもっと使えるスクリプト言語も出ていますが、sedとならび基本となるawkを知る上でも本書を読んで得るものが多いと思います。
お勧めです。

bash入門

オライリーのシリーズものの一冊である。
本シリーズには良書が多く、bashに特化した日本語の解説書が無かったと思われる当時(1997年)、本書も出版と同時に購入した記憶がある。





現在は

と名前を入れ替えた改訂版が出ているようである。
現在はあまり読んではいないが、困ったときにmanを引きながらパラパラと本書をめくって何とかしていたことを思い出します。
本書の他にshell scriptを作成する上で役に立つのは、manはもちろんですが、既存のスクリプトでしょう。
Linuxなどでは/etcの下に転がっているスクリプトを読むだけでも勉強になると思います。

ウィンドウズでインターネットメール―AL‐Mailパーフェクトガイド Windows95対応

本書とAL-Mailの存在なしには、私のインターネット上での交友関係は全く広がっていなかったであろうと思います。
1996年の出版の本書の執筆者の方々とは、今でも某ML上でたまにやりとりする関係を続けております。




変なメーラや日本語でのメール作成の敷居が高かった当時、AL-Mailはきちんとした基本デザインと実装で非常に使いやすく、実際に今でも会社では私もプライマリメーラとして使用しています。
また、シェアウエアでありながらユーザへの支払いを強制しない作りや、ユーザによるプラグインの作成やMLでの支援など、単なるソフトウエアにとどまらないコミュニティ文化を育成したものだと思います。
AL-Mailに関して惜しむらくは、IMAPやpgp,S/MIMEへの対応など細かなバージョンアップがほとんど止まっているところだと思います。
基本的な作りが良いソフトウエアであるために大幅なメジャーバージョンアップと
それに伴う本書の改訂版を期待しています。
尚、本書の執筆者であるAL-Mail研究会の執筆陣のうち、
久保田さん、樋元さん、松田さん、森永さんのサインは本書に頂いています。
��他にもお会いした方はいらっしゃいますが、本書を持っていくのを忘れてサインをもらい損ねました(^^;
��また、久保田さんのお嬢さんのサイン(たぶん、最初のサイン)も頂いており、将来の価値向上を密かに期待しています(^^;;

2003年12月13日土曜日

オープンソースソフトウェアによる全文検索・データベースWebの作り方―超個人的Webテクノロジー活用法

下記の内容は www.linux.or.jp 管理グループが企画主催のブックレビューに応募したときの記事である。





「まずは構築/利用するという, 実戦派向きの良書」

��はじめに>
Linux を使ったいわゆる HOWTO 本は最近多く出ているが, 内容が雑なものが増えている感じがして, 本屋でパラッと立ち読みして買わないことが多くなっている. しかし本書は, できたての初版本にも関わらず, 誤字脱字は目につかず丁寧に仕上げられているという印象を受けた.

また全章を通じて (Tips) というワンポイントアドバイスや (資料) という URI リンクなどが記述されており, 本書で記述するには分量的に苦しいと思われる内容について, より深く知る手だてが用意されており好感が持てる. 特に (Tips) で書かれていることの多くは, 実際に作業を行ってハマったところが書かれているような感じであり, 私にも思い当たるものがある.

また, 本書の方針と思われるので欠点と言うつもりはないが, 各種ソフトウエアの動作原理に関する話などはあまり記述しておらず, まさに本の題名にある「作り方」と言う感じで, この通りにやれば一応動くものができるという意味で実践本意に仕上げてあり これも好感が持てる.
逆に非常に読みづらいと感じた点は, 本書が Linux だけをプラットフォームとして限定しておらず, Windows 系 OS も対象としているために, Linux 上の設定に関する記述と Windows 上の設定に関する記述が交互に出てくるところである. ただし, 実際の読者は自身に関連するところだけを読み, 他は読み飛ばすとも思われるので, 今回のレビューなど全体を通読するときにのみ感じる不満かも知れない.
��各章で印象に残った部分>
・Part1 Namazu+CGI でサーチエンジンを作る
本章では, 一般の会社で多く用いられていると考えられる Microsoft の Word/Excel/PowerPoint や PDF に関しても検索可能とするためのツールも紹介されている. 社内の文書管理に適用しようと思っているが, なかなか時間がとれない人には簡単なインストール手引きとなり, 便利であろう.
・Part2 PostgreSQL+PHP でデータベースサイトを構築
データベースを個人で使いこなしている方は少ないと思う. 私も使いこなせていない. 本章はそういう方向けには取っつきやすい入門書の代わりになるのではないかと思う. MS Access に似ている Tcl/Tk ベースの PgAccess によるデータベースの操作がかなり詳しく示されているが, このようなものがあるとは知らなかったので新鮮だった. ただ, 私自身は Web 経由でのアクセスやバックエンドでの処理に RDBMS を使うことが多いので, デバッグ時を除いてこのツールを使うことはないと思う.
・Part3 さまざまなデータの活用
ここでは他章で示されていなかったより突っ込んだ内容やその他の Tips 集という感じで書かれている. sed/awk のような, 最近では Perl に取って代われた印象があるスクリプト言語でも, ちょっとした工夫でいろいろと楽しめると言うことが示されている. 具体的には awk による CSV ファイルから HTML への変換という例が示されており, なかなか楽しい. また, 最近 Web 上で増えている PDF データを生成/変換するツールも簡潔にまとめられており, 「使える」印象を受けた.
・Appendix
本書で取り上げた Namazu, Apache, PostgreSQL, PHP のインストール手順が まさに「手順」として簡潔にまとめられている. 各章で出てくる上記以外のソフトウエアに関するインストール手順も 最後にまとめた方がすっきりするのではないかと考える.
��まとめ>
スタティックな Web ページの公開だけを行っている方は, 一度本書を手にとってより活用できる Web サイトを作ってみてはいかがかと思う. 本書はその際の構築に関する基本的な項目は網羅されていると思う. 400 ページ弱とかなり厚い本書であるが, Windows に関する記述などを飛ばして読めばかなりすっきり頭にはいるのではないかと思う. 値段もそれほど高くなく, なまず本や マンモス本を お持ちでない方には最初の取っ掛かりとしてお勧めできる.

Namazuシステムの構築と活用―日本語全文検索徹底ガイド

Linux関連ドキュメント検索で実現しているMLの全文検索の仕組みも本書で取り上げているnamazuを使ったものである。

ちなみに、私はnamazu作者の高林氏のサイン入りのものと併せて、なぜか2冊持っている(^^;





namzau作者の高林氏と、本書の著者の馬場氏のおかげで私のLinux/OSS関連での情報収集能力(他者との比較は別にして)格段に向上することが出来た。
実際に検索サイトを構築した際は、本書はまだ出ていなかったこともあり、事後に読んだような形になったが、それでもサイトの改良に必要な情報などを知ることが出来て、非常に有用であった。
現在はgoogleが非常に多く利用され、Internet上ドキュメントさえ置いておけば検索に関しては困ることはなくなっているが、社内での利用やプロジェクト単位での利用などではnamazuと本書の有用さは生かせるであろう。

も出ており、お勧めする。

ディジタルIC回路の設計―実験で学ぶTTL,C-MOSの応用テクニック

1987年出版の本を、私は1992年に購入したようである。

本書はTTL/COMS ICを使った回路の実際の動作をシンクロスコープなどで波形を見ながら学んでいくものである。




今では商用の大規模ロジックでは使用されることが少なくなった感があるTTL/CMIOS ICですが、以前は基板上に多く使われていました。
紙の上では動くのだけど、実際に繋いでみると動かなかったり、たまに動きがおかしくなることがあったりするのが、物理的な世界です。
先ほど書棚の奥から本書を取り出してパラパラめくっていると、私の字ではない書き込みがありました。
先輩として新人諸氏に貸していたんだなぁと思い出しました。
CQ出版にはお世話になったんだなぁ。

基礎からのメモリ応用―ROM RAMを使いこなす基本技術

新人の頃、1987年5月初版の本書で各種メモリの初歩を勉強した。
ASICの本ほどインパクトはなかったが、複雑なDRAMの制御タイミングなどを本書により分かりやすく概要を知ることが出来た。

現在ではSDRAMなどの同期式RAMも出来ているが、基本はDRAMとSRAMです。
新米技術者はよんどきなはれ。




ASICの論理回路設計法―スーパーマシンのためのディジタル・システム設計ノウハウ

本に押してある職印によると、1988年2月初版のこの本を、私は1988年8月頃読んでいたようである。
そのころ、新人エンジニアとしてASCI/ゲートアレイでの論理回路設計を始めていた私が、バイブルに近いものとして読んでいたことを思い出します。




その当時はHDLなどというものがまだ無い(出始めていた)時代であり、論理回路というのはANDとかORなどの基本ゲートや、基本ゲートをある程度組み合わせたマクロの組み合わせで記述していた頃でした。
どのようにゲートを組み合わせれば基本的な回路が出来るかは考えれば分かりますが、制御をおこなう上での間違いがない動作をおこなわせるための設計はどうやればいいのかというのは難しい問題でした。
本書はそのあたりのポイントをきちんと押さえ、分かりやすく説明しています。
シーケンサを構成するカウンタとしてジョンソンカウンタと言うものがあることを知ったのも本書でした。
対象読者は非常に限られると思いますが、コンピュータハードウエアのロジック設計に携わる人は、たとえHDLで設計しようと、一度目を通しても良いと思います。
というか、目を通すべきです。

高速デジタルインターフェース IEEE1394 AV機器への応用

本に挟まっているレシートによると、2003年2月に出張で川崎に行った際に川崎駅の有隣堂で購入した事になっている。
Linuxでもieee1394がかなり「使える」状態になってきたこともあり、ほとんど何も知らないieee1394について知ろうと考えて本書を購入した。




また、ほぼ同時期にアイオーデータのGV-1394TVを購入して、Linux上のkinoで本機からDVフォーマットでビデオキャプチャが動いたことも関連している。
kinoからはDVカメラの制御(再生/停止/早送り/巻き戻し)などは出来るが、GV-1394TVのチャンネル変更は出来ない。
本書によると、ieee1394にはAV/Cコマンドと言うieee1394で接続されたAV機器を制御するコマンド体系があり、上記のDVカメラの制御などもこれでおこなうことが可能である。
AV/CコマンドではTuner Unitの制御も可能であることが本書にも記載されているが、コマンドのオペコード/オペランドの例も書かれているが、本書だけでコーディング出来るレベルではない。
(本書の問題と言うよりも、私の問題であろう。)
さて、ieee1394は(Linuxのドライバ実装も含めて、USBなどと比較して)プロトコルスタックが複雑である印象を持っている。
本書を読んでもその印象はあまり変わらなかった(^^;
もう一度ポイントだけでも読み直すつもりである。

SQLポケットリファレンス

私は日常的にSQLを使う仕事をしているわけではない。
また、趣味でもRDBMSを使ったものはあまり作っていない。
従ってたまに書こうとすると「あれ?SQLでどう書くんだっけ?」と言うのが通常である(^^;

そういう方や初心者向けに一通りSQLの文法について書かれている本書は有用であると思います。




改訂版として、PostgreSQLやMySQLにも対応した

も出ているようですね。

通信プロトコルのしくみがわかる本VerII

柔らかいタイトルであり、パラパラめくったところでもマンガ風の挿し絵があるが、しっかりした内容である。
また、解説しているプロトコルもOSI7レイアのどのレイアに関したものかが一目で分かる工夫もしている。
さらに、単なる通信プロトコルにとどまらず、レイア7に位置する(?)mpegなどに関する言及もあり、辞書代わりに使える場合もある。
各種プロトコルの詳細を知る前に、概要を押さえたいときに読むと非常に有用であると考える。
尚、本書は初版が1990年であり、1996年に第2版が出版されているが、そろそろ第3版が欲しいところである。
(私が本書を手にしたのは1998年である。)



Linuxのすすめ ~ オープンソースソフトウエアの持つ意味 ~

本記事はKurume・Tosu Internet Conference
「The Journal of Internet」 Volume4,2000
に掲載していただいた記事部分です。

既に3年以上前の話ですが、改めて書いておきます。



1. はじめに


最近ではLinuxと言う言葉をご覧になった方は多いと思います。Linuxは日本語では「リナックス」とか「リヌクス」などと発音されることが多いですが、その実体はコンピュータのハードウエアの動作を司るオペレーティングシステム(以下OSと略します)の中核をなすカーネル(日本語で言えばまさに「核」)です。


こういうと非常に難しそうですが、「コンピュータ、ソフトなければただの箱」と言われるようにコンピュータ(ハードウエア)は、それを適切に動かすための手順を示したプログラム(ソフトウエア)がなければ動きません。
このソフトウエアのうちハードウエアに密接に関連している部分をOSと呼び、更にその中核がカーネルです。 ワープロや表計算ソフトと呼ばれるものは、直接コンピュータ(ハードウエア)を制御するのではなく、OSが用意する機能を呼び出します。呼び出されたOSが必要な処理を行うためにハードウエアを呼び出します。
パソコンと呼ばれる個人向けのコンピュータで多く使われているOSは、マイクロソフト社のWindowsやアップル社のMAC-OSと呼ばれるものですが、Linuxも利用者が増えてきています。
特に現在多く使われているのはWebサーバと呼ばれる用途です。皆さんがネットスケープナビゲータやインターネットエクスプローラなど、いわゆるWebブラウザでhttp://www.ktarn.or.jp」などのURLを入力してご覧になる時のサービスを提供するのがWebサーバです。
Webサーバはインターネットを通じて世界中からアクセスされることもあり、24時間365日サービスを停止することのない安定性が求められます。また、インターネットにさえ繋がっていれば誰でもWebでの情報発信をはじめることができるので出来れば安価にはじめられるものが求められます。
このような用途にピッタリと言うことでLinuxの利用がWebサーバを中心に広がってきているのが現在の状況だと言えます。 では、どのようなところがピッタリなのかと言うのは、後程ご説明致します。


2. Linuxについてもう少し

Linuxの歴史については、いろいろな書物やWebで公開されているもの(http://www.linux.or.jp
など)がありますので、そちらをご覧頂いた方が正確なので、詳細はご説明しません。 ただ、フィンランドのLinus Torvals氏が大学院にいるときにインターネットでlinuxの初期版を「公開」したのが始まりと考えていただければと思います。
ここで言う「公開」とは、コンピュータでそのまま動く実行形式のプログラムではなく、人間が書き記したソースコードというものです。 つまりどのような動作をしているのか、どういう作りなのかというのがコンピュータプログラムに詳しい人が見ればすぐに分かるものでした。L.Torvals氏は公開時に「改善案がある人は一緒にやりませんか?」と言う主旨の呼び掛けをしたこともあり、インターネット上の腕利きのプログラマの多くが参加してみんなで改良していったことで急速に機能や安定性が増していったのがLinuxの歴史の特徴です。
そして、この改良は現在も継続しているところがすばらしいところであると言えます。このようにソースコードが公開されており、自由に改良出来る形態で進化しているソフトウエア群は「オープンソースソフトウエア」と称されており、Linux以外にも多数のものがあります。


 


3. Linuxの利用拡大の理由

さて、そろそろ「LinuxがWebサーバなどの用途にピッタリ」と言う理由について考えてみたいと思います。


(1)Unixを源流にしている

Unix(「ユニックス」と言います)とは、パソコンよりも高価なワークステーションやサーバと言うハードウエアで主に用いられているOSの総称です。インターネットの歴史はUnixと密接に関わっており、インターネット上で用いられるデータ通信のプロトコル(日本語では「規約」つまり約束事です)であるTCP/IPは、主にUnix上で開発/進化を遂げました。

従って、Unixは何の苦もなくインターネット上で通信ができると考えて頂いて差し支えないと思います。 このUnixを源流にしているLinuxですから、インターネット上のサーバとして使うには充分な機能を持っています。


(2)ソースコードが公開されている

Linuxは前期の通り、コンピュータの動作を示したプログラムのもとであり人間が読み書きできる形式のソースコードが公開されています。逆に一般に販売されているソフトウエアは、ほとんどの場合ソースコードが公開されていません。
これはどういう意味を持つのでしょうか? 人間がつくり出すものに間違いがないなどと言うことはあり得ません。コンピュータソフトウエアについても残念ながら同様であり、そのような間違いはバグと呼ばれます。
バグが見つかったときには、どうすればいいでしょうか? 市販のソフトウエアに関しては、ベンダーからバグ修正版のフロッピーが送ってきたり(これは良心的な方です)、
ベンダーのWebサイトでバグ修正版のサービスパックと呼ばれるものが公開されて無償で入手できるようにされている ことが多いようです。 これらの修正版を持ってきて、手元のコンピュータのプログラムを入れ替えればなんとか一件落着となります。
しかし、いつも迅速にこれらのバグ修正版が公開されるとは限りません。 こういう場合に、ソースコードが公開されていれば、技術が利用者自身でバグの回避/修正をはかることができますし、お金があればソースコードを見せてソフトウエア開発会社に修正を依頼することができます。
更に、利用方法に応じて細かな修正(いわゆるチューニング)をすることも可能です。


(3)世界中に開発者が存在する

ソースコードが公開されているからこそ出来る話ですが、インターネットを通じて結ばれた世界各地に開発者がいます。

つまり、24時間誰かが開発に関与していると言うことになります。(年中無休かどうかは別ですが) また、一国の都合で片寄ったものにならないということが言えます。
上記の3点で代表させましたが、「中身が分かる」と言うことが最も重要なことではないかと考えます。 そのまま使うのも自由、自分の都合が良いように書き換えて使うのも自由、自分でバグ潰しをやるのも自由、お金を出してだれかに改造を頼むのも自由。
これらの自由がインターネットの自由と結び付いて、Linuxをはじめとするオープンソースソフトウエアが広く使われることになったのだと思います。


例えて言えば、「旅行会社おまかせのパック旅行」は市販のソフトウエアであり、「フリープラン」や「自前で旅程を考えてる旅」がオープンソースソフトウエアだと思います。
各旅館や旅費の内訳などを気にしないで良いパック旅行は、自分の希望とマッチすれば非常に楽ですが、良い景色に出会ったからといって寄り道は難しいですし、旅館のグレードをチョコッとあげようとすると面倒です。
各旅館や旅費の費用内訳を知る必要はありませんし、知ることも困難です。

逆に、自分で旅程を考える旅というのは、ぶらっと日程を変更することもできますし、貧乏旅にも一点豪華主義の旅行にも出来ます。そのかわり、自分で雇わない限りガイドはいませんし、途中でトラブルが発生したら自分で考えなければいけません。どちらがより楽しいかは、人によるので何とも言えませんが...


4. バラ色か?

ではLinuxなどのオープンソースソフトウエアの将来はバラ色でしょうか? これについては何とも言えませんが、私は決して暗くないと考えています。
なぜなら、コンピュータを「使う」「人たち」は決してお仕着せのパック旅行方式だけで満足できる方ではないと考えるからです。パックでは、「行く」と言うよりも「行かされる」ような感じですよね。
メーカおまかせパック商品は、取っつきやすくて楽にはじめられますが、ともすれば「使われる」感じが否めません。もっと味わおうとすると、「使う」ことが必要になると思います。このような向上心を持つのが「人」だと思います。
こういう人がいる限り自由に使いこなせるものが廃れることはないと思います。このような人たちで最も進んだコンピュータ使いたちがこぞってオープンソースソフトウエアを使う傾向に、今後も変りはないと思います。
また、以前は完全に自己責任であると言うべきであったオープンソースソフトウエアも、ベンダーの方でもいろいろなメニュー揃えをする上でサポートを進めていくものと思います。


5. 最後に

Linuxは単なるOSであり、オープンソースソフトウエアもコンピュータの中で動く単なるソフトウエアであり、決して万能のものではありません。

しかし非常に有用な道具になり得ます。使いこなせば使いこなすほど味も出てきて利用範囲が広がるところはインターネットと同じだと言えます。

逆に使い方を誤ると大変なことになるのも、切味の良い道具に共通的なことだと言えます。 どういう使い方に向いているか、どういう使い方をすればより良く使えるかというのは、先達に聞くのが一番です。

九州にもLinuxのユーザ会があり、不定期ながら集まって情報交換を行っています。久留米インターネットフェスティバルでも毎回協議会殿のご支援を頂きながら参加しています。

「何の集まりか良くわからん」とおっしゃらずに、次回のフェスティバルでもユーザミーティングをさせて頂く予定ですので、ちらっとでも覗いてみてください。
これからLinuxを使ってみようと言う方向けの内容も準備したいと思います。

是非その席でお会いしましょう。


2003年12月9日火曜日

論理的思考と交渉のスキル

★★【論理的思考と交渉のスキル 高杉尚孝著 光文社新書】


* 論理的な頭の整理を交渉という実践使うための本。
* MECEやBATNAなど、米国系のコンサル会社でよく使われるキーワードも出て来て、そういう知識の概略を選るにも役に立つ。
* 「交渉は騙し合いである」という間違った観点を持っている人は、先ず読んでみよう。
* プレッシャーのかかる仕事をしている人にとっても為になる考え方が示されていた。
* たとえば、「交渉は必ず成功させなければならない。」というネバネバ思想で仕事をしていると、失敗したらどうなるかばかりが心配になり、夜も寝られなくなる。
* しかしながら、「交渉が成功裏に行くことはとても望ましい。しかしそうならない場合もある。」と考えることにより、心の平静が保たれ、落ち着いて交渉に当たることができる。
* 会議、交渉、検討、文書へのまとめなど、いろんなフェーズで応用できるものがあると思う。さらっと読めるし、読んで損はしないと思う。(柴田ひ)

組織戦略の考え方 -企業経営の健全性のために



★★★【組織戦略の考え方 -企業経営の健全性のために 沼上幹著 ちくま新書】

* 山口課長から勧められて読んだのだけど、思い当たるフシが多数あり、非常にインスパイアされた。若手取りまとめエンジニアクラス以上は是非読んでみて。 (柴田ひ)


「自分の考え」整理法 頭を軽快にする実践哲学講座



☆【「自分の考え」整理法 頭を軽快にする実践哲学講座 鷲田小弥太著 PHP文庫】

* 先に述べた教育でお世話になった野口氏が「3つの論点で整理する」事をおっしゃっていたので、それに類似の「三分割で考える」と書かれていた本書が原典かと思い手に取った。
* まだ読んでいる途中であるが、講演を本にしたような内容であり、非常に読みにくいと感じる。(聞き易いかもしれないが。)
* また、論点とがわかりにくく、今一つの感あり。
* つまみ読み的に読むには使える部分があるという感じ。2章の途中まで読んでいるが、後はパラパラ読むつもり。(柴田ひ)

コトラー 新・マーケティング原論

★★【コトラー 新・マーケティング原論 フィリップ・コトラー他著 Harvard Business School Press】



* マーケッティングのバイブル的な本らしい。教育の宿題で現在読んでいる途中(^^;
* 「マーケッティングなんてSEに関係ない」と思ったら大間違い。ビジネスマンとして顧客の事を考えながら仕事を進める人には、関係ある事ばかり。狭義のマーケッティングと捉えずに、読んでみることをお勧めします。
* お客さまにビジネスを提案する方は読んで損しないと思う。(柴田ひ)

図解「損益分岐点」が良くわかる本 利益が出せる100のポイント

★【図解「損益分岐点」が良くわかる本 利益が出せる100のポイント 北條恒一著 PHP文庫】



* こういうビジネスマン向けHOWTO本は、買うやつの気が知れなかった私ですが、最近、何冊かかっています。まだ読んでいる途中。
* 見開きで一つの項目がまとめて書いてあり、つまみ読みにも良さそう。
* 新規ビジネスに携わる方は、一度目を通しても損はしないかな。(柴田ひ)

会議が変われば、会社が変わる! 戦略的ミーティングを実現する7つのアプローチ

★★【会議が変われば、会社が変わる! 戦略的ミーティングを実現する7つのアプローチ 野口 吉昭編 HRインスティテュート著 PHP研究所】



* 社内教育でお世話になった野口さんの著書。最近、会議本が多く出されていて、とりあえず読んでみました。
* 例によって、野口氏の思いが随所に現れている。会議本に分類するのは間違いかと。使える部分も多い。
* 会議の議長をする方は目次だけでも見てみよう。(柴田ひ)

週末起業

★★【週末起業 藤井孝一著 ちくま新書】


* 下記の本を読み、「ちくま新書っていい本があるなぁ」と思って探していたときに手にとった。
* 起業を考える人からすると、参考になる指南書。コスト低減を図りながらコミュニティと協業してやりたいビジネスマンにとっては、パートナになりうる起業家のことを考えられる本。
* 手に職がある人は是非読んでみて。 (柴田ひ)


30ポイントで読み解くクラウゼヴィッツ「戦争論」

☆【30ポイントで読み解くクラウゼヴィッツ「戦争論」 金森誠也監修 PHP文庫】


* 一言、難しい。
* 実ビジネスの為なる部分がないかと思い手にとったが、あまりあてはまらなかった気がする。
* また、東洋の戦術書と比べてあまり入ってくるところがなかった気がする。(柴田ひ)


僕はこんな本を読んできた 立花式読書論、読書術、書斎論

★【僕はこんな本を読んできた 立花式読書論、読書術、書斎論 立花隆著 文春文庫】

* どんな本を読もうかなというときに、ぱらぱらめくって書評を参考にするための本と割り切って読めばそれなりに知識が得られたりすると思う。
* 心得た人が作成したカタログとでも言うべきか。(柴田ひ)

「捨てる!」技術

★★【「捨てる!」技術 辰巳渚著 宝島社文庫】



* ただでさえ机の上にモノがあふれていて、片づいていない私であるが、この本を読んでいなかったら今頃もっとすごいことになっていたと思う。
* まさに目から鱗というか、今まで全く考えていなかった「使える(使えそうな)ものも捨てる」と言う発想は新鮮であった。
* 実生活でも有用な本書であると思うが、貧乏性の人間にとって捨てると言う「重大な決断・判断」の基準を具体的に示してくれていると思うと、仕事の進め方と言う点でも為になるキーワードが並んでいる。
* 例えば、「”とりあえず取っておく”は禁句」「”仮に”はだめ、”今”決める」「”捨てる基準”を決める」など、『捨てる』と言う言葉を業務上の『決断』とか『closing』とかに置き換えると、みなさんも思い当たることがあるはず。
* 全員に読んでもらいたい(柴田ひ)


中国古典名言事典

★【中国古典名言事典 諸橋轍次著 講談社学術文庫】



* 本に押している職印によると、平成4年の担当時期に読んでいたらしい(^^;
* そのころ、どういう思いで購入したのかは覚えていないが、今パラパラと見てみると中国の古典はやはりすごいことをシンプルな言葉でズバッと書いているなと改めて感じる。
* 内容はことわざ事典のようなものであるが、原文と簡単な解説が書かれており特に私の好きな孫子は実ビジネスでのアナロジーで充分使えるキーワードが多いと思う。
* これもパラパラめくりで良いので全員にお勧めします。(柴田ひ)


OpenBlockSの部屋

OpenBlockS users room
もご覧下さい。

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  • 日本マイクロサーバ愛好者連合安田さん


  • NetBSD/openblocksに関するメーリングリスト



  • ソフトウエア

    ソフトウエア




    MLメンバーの方々がOpenBlockS上で動作するソフトウエアの公開を始めています。

    主にOpenBlockS上でセルフコンパイルしたソースツリーをそのままの形で
    公開しています。

    公開場所はhttp://his.luky.org/ftp/OBU/
    です。

    ご利用になる前に説明をお読み下さい。
    ファイル一覧はls-lR.htmlをお読み下さい。



    また、「私も公開してもいいよ」と言う方がいらっしゃいましたら、
    shibata@luky.org
    までお知らせ下さい。

    ユーザーズML

    ユーザーズ ML



    ユーザの情報交換用MLがなさそうなので、作りました。

    参加希望の方がいらっしゃいましたら
    MLのguideをご覧下さい。



    尚、投稿記事は本サイトなど、インターネット上で公開されますので、投稿の際はプライベートな情報が含まれないようにご注意下さい。


    OpenBlockS Users ML Search




    検索式:




    表示件数:

    Summary/要約表示:


    language/言語:





    2000/10-



    OBU-ML記事一覧(投稿順)|
    OBU-記事一覧(スレッド順)



    ML役立ち記事(OBSS)

    独断!OBU-ML 役立ち記事


    OpenBlockS関連



    • 初代OpenBlockS関連は別ページに移しましたm(_|_)m。


    OpenBlockSS関連



    自薦/他薦問わず、推薦待ってます(^^; 私にURLを書いたメール下さい。


    ML役立ち記事(OBS)

    独断!OBU-ML 役立ち記事


    OpenBlockS関連




    OpenBlockSS関連



    • 自薦/他薦問わず、推薦待ってます(^^; 私にURLを書いたメール下さい。



    Last modified: Mon Apr 29 13:10:54 JST 2002

    Hisaaki Shibata
    shibata@luky.org


    OpenBlockS開発希望調査

    勝手に!OpenBlocKS開発/商品化希望調査



    ユーザの立場からOpenBlocKS本体およびオプション製品に対して
    「こんな風にして欲しい」「こんなものもつくって欲しい」と言う
    意見を書ける場所を作りました。

    ご意見がある方はOBS product request pageの方で、一筆啓上をどうぞ(^^;

    このページへのコメント追加でもOKですよ。



    頂いたご意見はML形式
    ご覧頂けます。

    MTでの編集時の文字化け原因

    Movable Typeを自宅Debian/sidサーバにインストールして、日本語パッチも当てたのだがエントリーの編集でどうしても文字化けしてしまう。
    手元のDebian/woodyノートPCでは問題なく動いていて、何が違うのか環境を比較していたのだが、どうにもつかめない。
    会社でネギ支障に聞いてみたら、「perlのエンコード周りが臭い」とのことなので、あれこれ試していたところ、
    libhtml-parser-perl
    を削除したところ、文字化けが無くなった。

    spamassassinがこれを要求しており、どうにも困った状態なのだが、まずはこれで運用してみようと思う。

    ちなみに、削除したときの状況は下記。

    apt-get remove libhtml-parser-perl
    パッケージリストを読みこんでいます... 完了
    依存関係ツリーを作成しています... 完了
    以下のパッケージは削除されます:
    libhtml-parser-perl spamassassin
    0 upgraded, 0 newly installed, 削除: 2 個、保留: 6 個
    0B のアーカイブを取得する必要があります。
    展開後に 2335kB のディスク容量が解放されます。
    続行しますか? [Y/n]
    (データベースを読み込んでいます... 現在 107421 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
    spamassassin を削除しています...
    libhtml-parser-perl を削除しています...


    2003年12月2日火曜日

    続「超」整理法・時間編

    ★【続「超」整理法・時間編 タイムマネジメントの新技法 野口悠紀雄著 中公新書】



    全部読み終えていないが、後は流し読みする予定なので、書いておきます。
    この本に書かれている仕事のスケジューリングのポイントは下記かな。
    ●中断しない時間を出来るだけ作る。(スループットを上げるのには必須か?)
    ●拙速を旨として、返事が出来るものはすぐに返事をする。(レンテンシを上げるため)
    ●情報共有をおこない、ディスパッチの手間を出来るだけ省く。またその為には多少面倒ではあるが、文書(この本では時代的にFAXであるが、電子メールについても言及している)での情報交換を基本とする。
    ●スケジュールを直近のもの(例えば1週間)だけで決めず、もう少し長いレンジ(2~3ヶ月)で見渡す。
    結局、月並みだけど「着眼大局着手小局」「Think globaly, act localy」が決め手で、その決め手を使えるようにするためにみんな苦労しているのかなぁ。

    もう一度「捨てる!」技術

    ★【もう一度「捨てる!」技術 辰巳渚著 宝島社新書】

    * 二匹目(本当は3匹目)のドジョウの本であり、1冊目ほどのインパクトは無い。
    * 但し、
    o いらないものは買わない
    o 買ったものは使い切る
    o 使い切る基準を決める
    * などというのは、情報システムの最近の動きに似ていて面白い。
    * 一度、各章のタイトルだけでもめくってみては如何でしょうか? 2003-12-01 (月) 21:35:15 (柴田ひ)


    2003年12月1日月曜日

    LUKY(Linux Users in KYushu)

    http://www.luky.org/
    MLもあります。是非覗いてみて。


    福岡店 テナント

    his.luky.org内のバーチャルサーバでの提供です。

    http://ktarn.www.linux.or.jp/「日本のLinux情報」のミラー
    ネットワーク上でお近くの方は当店のミラーをご利用下さい。

    http://search.luky.org/Linux関連ドキュメント検索
    Linux新着ML, Linux-users ML, fol ML, cola ML, Julius-ML, 「日本のLinux情報」のミラー, Linux新着ftpサイトの記事/ドキュメントの中から、Namazuを使った全文検索が行えます。

    http://lids.luky.org/lidsミラー
    linuxのセキュリティを向上させるパッチであるhttp://www.lids.org/の公開サイトのミラーを提供致します。

    http://roaringpenguin.luky.org/roaringpenguinミラー
    フレッツADSLなどで利用されているPPPoEを公開しているRoaring Penguin Software Inc. のミラーを提供致します。

    柴田(ひ)食堂福岡店

    http://his.luky.org/ftp/pub/mirrors/
    特にご愛顧頂いておりますlinux関連のweb/ftpのミラーサービスを継続してご提供いたします。httpでもアクセスできます。

    Julius-users ML
    lc99で話題になったLinuxなどで動作するフリーの高性能音声認識エンジンJuliusに関して議論するメーリングリストです。

    のむら@ソニーさん作のPanasonic kxl-810 CD-ROM patch
    うちでは安定して動いています。のむらさんありがとう(^^)

    Linux usersのための新着情報ML
    毎日3回、ring servers, ftp.rpmlinux.com,Linux新着情報ftpサイトなどでミラーしている各種Linux関連ソフトウエアのアップデート情報を配信するMLです。

    Linux関連ドキュメント検索のフィードバック結果
    現在は手動更新のため、ちょっと古いです(^^;。見せ方などのご意見募集中。

    pppでのプロバイダ接続情報
    LinuxからpppでISPに接続しているのであれば、設定情報を教えてください。
    現在集まっているプロバイダの接続情報はppp-setting.eucでご覧いただけます。情報のご提供者に感謝m(_|_)m


    OpenBlockS Usersの部屋
    ちっちゃなPowerPCベースのLinux boxであるOpenBlockSの情報交換の場所です。

    「幸せな家庭内LANへのメモ ~ ADSL, rp-pppoe, ipchains, ipmasqadm, Dynamic DNS ~」
    自宅で行っているADSL関連の設定情報です

    小料理1

    ちょっとしたスクリプトです。自分で忘れないように置いときます。

    rmdupfile.sh dir_name
    あるディレクトリ(上記のdir_name)配下の重複しているファイルを削除するためのrmコマンドを表示するスクリプト。
    そのままパイプでshellにつなげば実行できるが、一度表示してから確認してやる方が良いときもある。
    同一かどうかはmd5sumの値を比較して判断している。


    rmdupmail.sh FolderName
    ~/Mail/配下のMH形式の特定のフォルダ(上記のFolderName)内の重複しているメールを削除するためのrmコマンドを-i付きで実行するスクリプト。
    同一かどうかはimgrepコマンドを利用している。


    cd dir; dir2dot.sh
    特定のディレクトリ配下の深い階層下のファイル名を、階層のディレクトリ名を.でつないだ名前に変換するmvコマンドを表示するスクリプト。
    作業したいディレクトリにcdしてから実行。
    スクリプト内のgsub()内の文字列は適宜変更して利用。
    そのままパイプでshellにつなげば実行できるが、一度表示してから確認してやる方が良いときもある。


    cat file | maddrm.pl
    あるファイルからメールアドレスらしき文字列を削除するperl script。あくまでも「らしき」文字列のため、使う環境/対象ファイルに注意必要。

    mklslist.sh
    ls-lR.htmlを生成するためのスクリプト。
    あまりのadhocさに公開がためらわれたが、遂に公開(^^;


    rmbanner.sh dir_name
    インターネット上を徘徊して収集したイメージデータを特定のディレクトリ(上記のdir_name)配下に蓄えているときに、そのイメージデータの中からバナー広告らしきイメージデータを捜し出して削除するrmコマンドを表示するスクリプト。
    バナーかどうかの判断はパーフェクトにはできないが、identifyコマンドの出力するイメージの形状を利用。
    そのままパイプでshellにつなげば実行できるが、一度表示してから確認してやる方が良いときもある。


    2003年11月18日火曜日

    「図解表現」の技術が身につく本

    ★★★【「図解表現」の技術が身につく本 竹内元一著 PHP文庫】

    * 2003/10に単行本で出たばかりの本。実は、図解関連の良い本はないかとずっと探していたのだが、立ち読みしても良い物は見つけきれていなかった。
    * 今回、この本をたまたま書店で見かけて、パラパラとめくった程度で買ったのだが、過去に立ち読みしたどの本よりもコストパフォーマンスが高い。あたり前のことばかり書いているようだけど、実はノウハウが結構入っていると感じた。
    * サブタイトルに「すぐに使えるビジュアル資料作成のノウハウ満載」と書いているようにパクれるネタがいっぱいあります。
    * 495円であり、買っても損はしないと思う。 2003-11-17 (月) 19:01:32 (柴田ひ)

    2003年11月10日月曜日

    TV record with iEPG on Linux box

    新規作成 Ver.0.1 shibata@luky.org 2003-11-10 01:14:27

    概要




    インターネットTVガイド
    テレビ王国で利用可能な
    iEPGを利用したテレビ予約の仕組みです。

    出来るだけ簡単な実装を心がけています。


    基本的な構成


    Server boxの構成



    • CPU: Pentium 2.4C GHz (オーバスペックかなぁ)


    • MEM: 1GB (これも、充分すぎるけど)


    • HDD: 120GB x 2 (ディスクはいくらあっても足りない...)

    • Video Capture card: SAA7134 card (ちょっとでも画質を良くと言う考えから...)

    • Sound card: Intel on-board

    • OS: Debian GNU/Linux sid

    • Sound subsystem: alsa

    • Video subsystem: ffmpeg

    • その他の要件:


      • インターネットからメールが送受信できること


      • atコマンド




    Client boxの構成



    • OS: Debian GNU/Linux sid

    • Web Browser: galeon

    • その他の要件:

      • インターネットへメールが送信できること






    基本的な動作の流れ



    • Linuxで動作させているクライアントPC上のWebブラウザでiEPGのリンクをクリックする。

    • その、クリックでダウンロードされるiEPGのデータをクライアントPCからサーバPCにメールで送信する。

    • サーバPCでは、受け取ったメールをスクリプトに食わせる。

    • そのスクリプトで、atコマンドでffmpegを用いた録画スクリプトの起動指定をおこなう。




    今回の実装



    Client side



    クライアント側は、WebブラウザでiEPG情報をダウンロードする。

    例えば、インターネットTVガイドでは
    番組表の[iEPG]のマークをクリックすることで、

    下記のようなデータがダウンロード出来る。



    Content-type: application/x-tv-program-info; charset=shift_jis
    version: 1
    station: TVQ
    year: 2003
    month: 11
    date: 09
    start: 05:00
    end: 06:00
    program-title: 演歌◇健康






    上記のデータにより、(一部の情報を補ってあげれば)録画予約設定に

    必要な情報が得られることが分かる。

    あとは、この情報を自動的にサーバ側に登録する仕組みを作れば良い。



    よって、クライアントサイドで、上記のmime情報を自動的に

    処理するスクリプトをブラウザ側に登録する。

    下記のスクリプトは/usr/local/bin/iepg.shとして置いておく。




    #!/bin/sh
    # iepg.sh 2003.11.09 Hisaaki Shibata<shibata@luky.org>
    #
    nkf -e $1 |mail -s iEPG icommand@server.uriuri.com





    いかにも「そのまんま」なスクリプトである(^^;





    Subject:やメールの送信先は、適宜変更する必要がある。



    次に、
    Content-type: application/x-tv-program-infoのデータをダウンロードするときに

    このスクリプトが自動的に起動するようにする必要がある。

    galeonの場合は、~/.galeon/mimeTypes.xmlに



    <mimeitem name="application/x-tv-program-info" action="2" helper="/usr/local/bin/iepg.sh" helperNeedsTerminal="0" helperTakesUrl="0" alwaysUse="1"/>



    などと記述すれば良い。



    mailの送信先を自分のアドレスにしてみて、テストをすると良いでしょう。

    尚、上記を見て気づかれたと思うが、iEPGのフォーマットさえ守れば、

    人間がメールを送っても同じ事が出来る。

    同じチャネルで連続して録画したいときなどは、独自にメールを作成して

    送ればいいでしょう。


    Server side



    サーバ側は、クライアント側から送信されたメールを処理して、


    しかるべき時刻に録画コマンドを起動する処理をおこなう必要がある。



    /etc/aliasesに下記のような記述を追加し、root権限でnewaliasコマンドを実行する。



    icommand: "|/usr/local/bin/icommand.sh"


    つまり、icommand@server.uriuri.com宛のメールが届くと、

    そのメールの内容をicommand.shの標準入力に流し込んで起動すると言う設定である。




    /usr/local/bin/icommand.shの内容を下記に示す。



    #!/bin/sh
    # icommand.sh 2003.11.09 Hisaaki Shibata<shibata@luky.org>
    #

    nkf -e $1 |sed 's/:/ /g'|awk '
    /station KBC/ {channel=1;bc="KBC";}
    /station NHK総合/ {channel=3;bc="NHK";}
    /station RKB/ {channel=4;bc="RKB";}
    /station NHK教育/ {channel=6;bc="NHKedu";}
    /station TNC/ {channel=9;bc="TNC";}
    /station TVQ/ {channel=19;bc="TVQ";}
    /station FBS/ {channel=37;bc="FBS";}
    /year / {year=$2;}
    /month / {month=$2;}
    /date / {date=$2;}
    /start / {startH=$2;startM=$3;}
    /end / {endH=$2;endM=$3;}

    END {if (endH >= startH) {
    len = (endH * 60 + endM - startH * 60 - startM) * 60 - 10;
    }else {
    len = ((24 + endH) * 60 + endM - startH * 60 - startM) * 60 - 10;
    }
    printf("echo /usr/local/bin/va1000cap.sh %d %d \
    /var/tmp/%s-%4d-%02d-%02d_%02d%02d\ > \
    /tmp/%4d-%02d-%02d_%02d%02d.shn\
    at -f /tmp/%4d-%02d-%02d_%02d%02d.sh\
    %02d%02d %4d-%02d-%02d\n,\
    channel,len,\
    bc,year,month,date,startH,startM,\
    year,month,date,startH,startM,\
    year,month,date,startH,startM,\
    startH,startM,year,month,date);
    }
    '|sh







    上記のスクリプトは、



    • /tmpにYear-Month-Date-HourMinute?.shというshell scriptを作成し、

    • そのscriptの中で/usr/local/bin/va1000cap.sh channel len outputfile.aviを指定している。

    • その後、atコマンドで/tmp上のスクリプトの定時起動を指定している。





    この例は、福岡市の場合であり、テレビ局名とチェンネル番号は、


    各地域毎に作り直す必要がある。




    それにしても、こてこての泥臭さである(^^;






    さて、上記スクリプトでさらに起動されているva1000cap.shの内容を下記に示す。



    #! /bin/sh
    # va1000cap.shby Hisaaki Shibata <shibata@luky.org>.

    NAME=va1000cap.sh
    DATE=`date +%Y%m%d%H%M`
    /usr/sbin/alsactl -f /home/shibata/asound.state restore

    /usr/bin/v4lctl setchannel $1

    /usr/bin/ffmpeg -f avi -vcodec msmpeg4v2 -hq -acodec mp3 -y -b 1200 -ab 128 -r 30 -s 384x288 -cropbottom 6 -cropleft 4 -cropright 4 -ar 22050 -ac 2 -t $2 $3-c$1-$DATE.avi

    exit 0






    出力AVIファイル名の指定などに冗長なところがあるが、指定した時刻と、

    実際に動作した時刻を比較するためのものであり、必要に応じていじっていただきたい。



    また、この程度のスクリプトであれば、別途作成せず、

    直接icommand.shで記載しても良いと思う。


    SA7134のボードでのキャプチャの設定やffmpegに関しては、おいおい追記する。






    Last modified: Mon Nov 10 02:55:12 JST 2003


    2003年10月30日木曜日

    日経ビジネス 2003.10.27号

    ★★★【日経ビジネス 2003.10.27号】

    * 利益率40% 驚異の経営キーエンスの秘密
    o 一言で言うなら「部品に付加価値を付けて、顧客の悩みを解決し(つまりソリューション)、高い利益率をキープしている」と言うことになる。
    o これも、「何だ当たり前」なのだけど、なかなか出来ない。
    o 顧客が欲しがっているものは、高い金でも買うと言うことだと思う。なぜなら、それ(購入費・投資)以上の見返り(成果)が出るものだから。だから、欲しいのである。
    * 特別対談 「失われた10年の先」 福井日銀総裁×ゴーン日産自動車社長
    o 私にとってインパクト大きかった。
    o 福井「日本は...目標を見失ってしまいました。」
    o ゴーン「そうだと思います。私が日産自動車に来た当時、この会社が陥っていた状況は、そういった意味では非常に分かりやすかったですね。特に目立ったのは2つです。
    o まずは従業員が混乱に陥っていたこと。従業員は全く途方に暮れていました。なぜこのような状態になったのかまるで理解できなかった。そして、どうやったらここから脱却できるかと言うことが分からなかったんです。
    o 2つ目は自信を失っていたという事実です。従業員は自ら何をすべきか分からなくなっていましたし、経営陣に対する信頼も失っていました。
    o つまり、会社に対する信頼がまるで失われていたわけです。そんな状況では目標なんかもてるわけはありません。
    o ですから私がしなければならないことははっきりしていました。状況を分析し、なぜこのような低迷が始まったのかという原因を究明する。そして、いかにそこから脱却するのかを考えると言うことです。」

    * 私がみなさんに「目標を持て!」と言ったのですが、みんなは目標を持てないほど疲れ切っている・混乱しているのでしょうか...
    * そうだとしたら、私はまさに「裸の王様」です。もっと具体的な問題分析をしないとだめだということになりそうです。2003-10-30 (木) 00:18:27 (柴田ひ)



    アイデアのつくり方

    ★★【アイデアの作り方 ジェームズ・W・ヤング著 TBSブリタニカ】



    * 帯に「60分で読めるけど一生あなたを離さない本」と書いているように1時間で読める。
    * 一生離さないかどうかはまだわからないけど、本質だけに絞って簡潔書かれている。
    * アイデアを生む課程は、下記と書いてある。
    o 1.資料集め     対比:食料集め
    o 2.資料の咀嚼    対比:食べる
    o 3.寝かせる     対比:消化
    o 4.アイデアの誕生  
    o 5.アイデアの具体化と展開
    * 「なにそれ?当たり前じゃん」と思った人は、読んでみよう。
    * もう一つ、心に残ったのは「どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことはまず第一に『原理』であり第二に『方法』である。」と言うものがある。
    * 他にも、使える言葉がいっぱいあります。2003-10-29 (水) 23:34:27 (柴田ひ)

    2003年10月26日日曜日

    地名の世界地図

    【地名の世界地図 21世紀研究会編 文春新書】

    * ぼちぼち読んでいる途中。
    * トリビアより、もうちょっと役に立つかなと言う地名に関する知識が得られる本。
    * 暇なときに(暇なときがあればだけど)いいかも。2003-10-26 (日) 01:00:47 (柴田ひ)


    もしも宮中晩餐会に招かれたら

    ★【もしも宮中晩餐会に招かれたら 渡辺誠著 角川Oneテーマ21】

    * まぁ、こんな本もあると言うことで。
    * 招かれることはないと思うけど、招かれると大変だということが良くわかった(^^; 2003-10-26 (日) 00:57:01 (柴田ひ)


    職人

    ★★【職人 永六輔著 岩波新書】


    * 本書の前半に書かれている職人の一言を引用したものが心に響く。
    * 例えば、
    o 「風邪を引くのはサラリーマン。職人は風邪を引きません。風邪なんかひいちゃいられないからです。」
    o 「教えると言うことは教わると言うことです。」
    o 「わたし、下手な人には教えません。下手な人に教えると、自分まで下手になってしまうものです。」
    o 「職人が『何かすることありませんか』なんて言うな、おまえ。する事探して、黙ってやってろ!」
    o 「褒められたい、認められたい、そう思い始めたら、仕事がどこか嘘になります。」
    * 前半だけ読んでも損はしない。2003-10-26 (日) 00:53:57 (柴田ひ)


    孫子・勝つために何をすべきか

    ★★【孫子・勝つために何をすべきか 谷沢永一/渡部昇一著 PHP文庫】


    * 2000/4に単行本で出ていたものが、2003/10に単行本で出た。孫子の本はいくつか読んでいるが、これも買ってしまった。
    * 太平洋戦争の事例が頻繁に出てきたり、右翼左翼の批判など、今ひとつの点もあるが、ビジネス書として読む必要あり。
    * きれい事ではなく、競争社会で勝つためのヒントが相変わらず多いと感じる。2003-10-26 (日) 00:53:57 (柴田ひ)


    2003年9月22日月曜日

    SHARP Mebius MURAMASA PC-MV1-VC1覚え書き

    SHARP Mebius MURAMASA PC-MV1-VC1覚え書き/(柴田ひ) 2003-09-22 (月) 00:23:14



    • Intel chip以外のノートPCは初めてだったので、いろいろ楽しめてます。

      • デスクトップだと、古くはAMD 5x86-133やCyrix 686、自宅のBBIQゲートウエイにVIA-C3を使ったVIA-EPIAなどを使っていて、決してIntelべったりではないのですが。


      • このノートPCはAMD Athlon XP-M 1500+と言うやつで、ヨドバシで3番目に安かったので決めました。ちなみに1番と2番目に安かったのは、薄っぺらいmuramasaの方。


    • 無線LANが内蔵されていると思ったら、マニュアルを読むとオプションだった。ヨドバシの店員は内蔵していると言ってたような気がしたんだけど...

      • オプションが搭載できると思われる底面のカバーの下には、ミニPCIスロットがあり、モデムらしいモジュールがあった。

      • いろいろやってもカーネルで認識されずに悩んでいのだが、マニュアルを先に見ておくんだった(^^;


    • 初期のディスクレイアウトには謎のパーティションがあった。たぶん、マニュアルの記述などから推測すると、HDDからのリカバリを行うためのデータが入っているのだと思われる。

      • 買ってすぐにユーザ登録もせずにリカバリCDの作成を行ってすぐにfdiskでWindowsXPのパーティションを消してLinuxを入れた。

      • 下記のパーティションのうち、1,2はLinuxを入れるときにfdiskでで切り直した、3はオリジナルのままである。




    Disk /dev/sda: 255 heads, 63 sectors, 4864 cylinders
    Units = cylinders of 16065 * 512 bytes

    Device Boot Start End Blocks Id System
    /dev/hda1 * 1 4012 32226358+ 83 Linux
    /dev/hda2 4013 4226 1718955 82 Linux swap
    /dev/hda3 4227 4864 5124735 de Dell Utility




    • 内蔵HDDは日立製DK23EA-40であり、40GB、4200rpm、消費電流0.5Aであった。

    • 上記HDDを日立製DK23FB-60 (60GB、5400rpm、消費電流0.6A)に交換した。

      • Webであれこれ調べたが、どこのねじを外せば良いのか良くわからなかった。よって、仕方なく底面のねじをすべて外した。

      • HDDの場所は、回転音や温度などから、左手のパームレストの下だと予想していたためキーボード手前のパームレストをいじっていたところ、そこだけパカッと外れた。今にして思えば、パームレストの下のねじだけ外せば良かった。

      • HDDには、金属(ステンレス製と思われる)カバーとコネクタ部分にコネクタ形状変更をさせるような延長コネクタがついていた。


      • 金属カバーは、底面のねじで固定されており、ゆっくり引き出すとHDDごと本体から取り外せた。

      • カバーとHDDの4本のねじを外して、延長コネクタもゆっくり外した。

      • 交換するHDDを同様にカバーに取り付け、ケースに挿入した。

      • 後はねじを締めておしまい。

      • ブート時のBIOSでも60GBと認識されていた。


    • 交換後のパーティションは以下の通り。ディスクが大きくなったこともあり、話のネタにリカバリCDからWindows XP Home editionを戻してみた。一応きちんと動いている。

      • パーティション3は、元のHDDをUSB2.0インタフェースの外付けケースにつっこんだ後でddにてコピーしている。

      • swapはこんなに大きくしたくなかったのだけど、パーティション1と2を適当に割り当てていていた関係で、このようなサイズになった。




    Disk /dev/hda: 255 heads, 63 sectors, 7296 cylinders
    Units = cylinders of 16065 * 512 bytes

    Device Boot Start End Blocks Id System
    /dev/hda1 * 1 1275 10241406 7 HPFS/NTFS
    /dev/hda2 1276 6374 40957717+ 83 Linux
    /dev/hda3 6375 7012 5124735 de Dell Utility
    /dev/hda4 7013 7296 2281230 82 Linux swap


    • 再インストールはDebianの素にしようかとも思ったけれど、頂き物のARMA2.1があるので、これにしました。Atokも入っていて、それなりに幸せ。

      • ただし、ARMAの素のカーネル(2.4.18も2.4.19も)のままだと、apmかacpi周りが何となくおかしく、CPU-FANのあたりから「キーン」という音がでるものの、回転していない状況になる。非常に高温になり危険な状態だったので、ブロアスプレーで冷やしながら、インストール実行。

        • 最初は、HDDを交換したときに、FAN近辺をいじってしまって物理的に何か接触していて回らなくなったのかとビビッたが、リブート時のBIOS動作中は回転して、カーネルブートとともに回転が止まったので、ソフト的なものだとわかった。

        • ちなみに、HDD交換前の自前Makeしたカーネルでは、きちんとFANは回転していた。


      • インストール終了後、取り外したHDDからサクッと以前のカーネル、カーネルモジュールをコピーしてリブートさせたところ、FANも回って一安心。



    • 内蔵のデバイスはlspciによると、下記のようになっている。


    00:00.0 Host bridge: VIA Technologies, Inc. P/KN266 Host Bridge
    00:01.0 PCI bridge: VIA Technologies, Inc. VT8633 [Apollo Pro266 AGP]
    00:05.0 CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c475 (rev b8)
    00:05.1 FireWire (IEEE 1394): Ricoh Co Ltd: Unknown device 0551
    00:06.0 Ethernet controller: Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL-8139/8139C(rev 10)
    00:10.0 USB Controller: VIA Technologies, Inc. USB (rev 80)
    00:10.1 USB Controller: VIA Technologies, Inc. USB (rev 80)
    00:10.3 USB Controller: VIA Technologies, Inc. USB 2.0 (rev 82)
    00:11.0 ISA bridge: VIA Technologies, Inc. VT8233A ISA Bridge
    00:11.1 IDE interface: VIA Technologies, Inc. Bus Master IDE (rev 06)
    00:11.5 Multimedia audio controller: VIA Technologies, Inc. VT8233 AC97 Audio Controller (rev 50)
    00:11.6 Communication controller: VIA Technologies, Inc. AC97 Modem Controller (rev 80)
    01:00.0 VGA compatible controller: S3 Inc. VT8751 [ProSavageDDR P4M266] VGA Controller


    • 上記のうち、CardBus、FireWire、Ethernetは特になにも考えずに認識されている。

    • AudioはOSSでは今ひとつ動きが変(irqの処理がおかしいのか、短い音声データの再生でも音が鳴り終わらずに、とぎれとぎれになりながら長くなり続く。

    • 仕方がないので(?)alsaを入れている。snd-via8233(バージョンによっては、snd-card-via82xxかな?)で、音はなっている。

    • ARMA2.1の素のカーネルだと、IDEコントローラもきちんと認識されず、内蔵HDD、内蔵DVD/CD-RWドライブもPIO転送になってしまいます。これもカーネルを作り直して、/etc/init.d/ideを書き直せば大丈夫。このように書いています。



    #!/bin/sh
    # this script was generated by ogl-tools

    case "$1" in
    start)
    echo "Setting IDE devices ..."
    /sbin/hdparm -c 1 -d 1 -m 16 -X 69 /dev/ide/host0/bus0/target0/lun0/disc
    /sbin/hdparm -c 1 -d 1 -m 16 -X 69 /dev/ide/host0/bus1/target0/lun0/cd
    ;;
    stop)
    ;;
    restart)
    echo "Reloading IDE setting..."
    /sbin/hdparm -c 1 -d 1 -m 16 -X 69 /dev/ide/host0/bus0/target0/lun0/disc
    /sbin/hdparm -c 1 -d 1 -m 16 -X 69 /dev/ide/host0/bus1/target0/lun0/cd
    ;;
    *)
    echo "Usage : /etc/init.d/ide {start|stop|reload}"
    ;;
    esac
    exit 0


    • DMAをありにして、ディスクの回転数もちょっと速くなったおかげか、HDD交換前より何となくレスポンスが良くなった気がする。



    • 問題はVGAコントローラである。Xはvesaドライバで動くものの、アクセラレーションが全く効かないのでブラウザでのスクロールなどは、のたっとした感じ。

      • S3 ProSavageなので、何とかなりそうな気がしているけど、まだ手を出していない。

      • S3用のXサーバだと、「そんなチップは知らないよ」と言うメッセージで認識してくれない。

      • ちょっと探してみると、こんなのがあるらしい。 http://www.probo.com/timr/savage40.html


      • Debian woodyではXFree86-4.2.xが動いているため、 http://www.probo.com/timr/xf42sav-27t.tgz をダウンロードし、展開してしかるべきところに置いてみた。

      • /etc/X11/XF86config-4のDevice Sectionだけを下記のように書き換えました。



    Section "Device"
    Identifier "Card0"
    # Driver "vesa"
    Driver "savage"
    BusID "PCI:1:0:0"
    Screen 0
    VendorName "VIA"
    BoardName "VT8751 [ProSavageDDR P4M266]"
    EndSection


    • リブートしてXが無事立ち上がった(^^)。LCDがちょっとちらつき気味で、明らかに挙動が変わっている。/var/log/XFree86.0.logも確認したところ、



    (--) PCI:*(1:0:0) S3 unknown chipset (0x8d04) rev 0, Mem @ 0xe8100000/19, 0xf0000000/27


    とでてくるが、その後の方で



    (II) LoadModule: "savage"
    (II) Loading /usr/X11R6/lib/modules/drivers/savage_drv.o
    (II) Module savage: vendor="The XFree86 Project"
    compiled for 4.2.1, module version = 1.1.27
    Module class: XFree86 Video Driver
    ABI class: XFree86 Video Driver, version 0.5


    とあり、無事読み込まれた模様。



    • ブラウザを開いて、スクロールさせてみるが、サクサクしており、いい感じになりました。


    2003年1月14日火曜日

    network block deviceの実験

    OBSSを使って題記の実験をしてみました。

    修理から戻ってきてDebianをインストールしたOBSSをnbdのクライアントにして、
    自宅LAN内のPentium4マシン(これもDebian)をnbdのサーバにしてみました。

    また、それだけではおもしろくないので、nbdサーバ側は2つのサービスをあげて
    それをsoftware RAID 1でmountしてみています(^^;


    ��サーバの設定>
    まず、サーバ側の設定ですが、apt-get install nbd-serverの後の質問に答えますが、
    最終的には/etc/nbd-serverを設定すればいいようです。
    とりあえず、実験サーバでは下記のようにしています。

    NBD_PORT[0]=7777
    NBD_FILE[0]=/home/nbd-export1
    #NBD_SERVER_OPTS[0] is unset, but can contain -r, -m, -c or -a.

    NBD_PORT[1]=7778
    NBD_FILE[1]=/home/nbd-export2
    #NBD_SERVER_OPTS[1] is unset, but can contain -r, -m, -c or -a.

    #See nbd-server(1) for their meanings
    #
    #If you don't want this file to be rewritten after installation or upgrade,
    #uncomment the following line:
    #AUTO_GEN=n

    /home/nbd-export1と/home/nbd-export2は下記のようにして作っています。

    # dd if=/dev/hda of=/home/nbd-export1 bs=2k count=1M
    # cp /home/nbd-export1 /home/nbd-export2

    その後、 /etc/init.d/nbd-server startでサービスが動き出します。
    ps -axwwで見るとこんな感じ。

    12512 ? S 0:00 /bin/nbd-server 7777 /home/nbd-export1
    12513 ? S 0:00 /bin/nbd-server 7778 /home/nbd-export2
    12514 ? S 0:24 /bin/nbd-server 7777 /home/nbd-export1
    12515 ? S 0:26 /bin/nbd-server 7778 /home/nbd-export2

    ちなみに、サーバのIPアドレスは192.168.0.100としています。


    ��クライアントの設定>
    次にOBSS側でクライアントの設定です。
    こちらもapt-get install nbd-clientの後の質問に答えますが、
    設定ファイルは/etc/nbd-clientです。

    実験マシンではこんな感じ。

    # If you don't want to reconfigure this package after installing, uncomment
    # the following line:
    AUTO_GEN="n"
    #
    # Name of the first used nbd /dev-entry:
    NBD_DEVICE[0]=/dev/nd0
    #
    # Type; s=swap, f=filesystem (with entry in /etc/fstab), r=raw (no other setup
    # than to run the client)
    NBD_TYPE[0]=f
    #
    # The host on which the nbd-server process is running
    NBD_HOST[0]=192.168.0.100
    #
    # The port on which this client needs to connect
    NBD_PORT[0]=7777
    #
    # The second networked block device could look like:
    NBD_DEVICE[1]=/dev/nd1
    NBD_TYPE[1]="f"
    NBD_HOST[1]="192.168.0.100"
    NBD_PORT[1]="7778"


    /dev/nd0と/dev/nd1は以下のようにして作りました。
    # mknod /dev/nd0 b 43 0
    # mknod /dev/nd1 b 43 1

    ここで/etc/init.d/nbd-client startでクライアントとして動き出しますが、
    fsckが出来ないとか何とか文句を言われますが、無視して次へ(^^;

    ��file systemを作っていないから、文句言われて当然なので。


    ��クライアントでのsoftware RAIDの設定>
    さらに、OBSS側でsoftware RAIDの設定をします。
    apt-get install raidtools2を行った後に、/etc/raidtabを作ります。
    実験OBSSでは以下のような感じ。

    # raid-1 configuration
    raiddev /dev/md0
    raid-level 1
    chunk-size 16
    nr-raid-disks 2
    nr-spare-disks 0

    device /dev/nd0
    raid-disk 0

    device /dev/nd1
    raid-disk 1


    その後、
    # mkraid /dev/md0
    でうまく動けばサーバとクライアント間でネットワークのやりとりが発生し、
    HUBのActiveランプが点滅を始めると思います。

    これは、RAID1の構築(ディスク間の同期合わせ)を行っているためです。
    この進み具合は cat /proc/mdstatを実行すればわかります。

    同期合わせを行っているのもかまわずに(^^;、
    # mke2fs /dev/md0
    を行います。

    ��実はOBSをクライアントにした場合もやってみたのですが、
    ��このmke2fsでエラーになりました。原因調査予定。

    同期合わせはこの間も進んでいますが、そのうち終わって/proc/mdstatを見ると
    以下のようになるはずです。

    Personalities : [raid1]
    read_ahead 1024 sectors
    md0 : active raid1 [dev 2b:01][1] [dev 2b:00][0]
    2097088 blocks [2/2] [UU]

    ここまで来たら(来る前でも良いのですが)、mountしてみましょう。
    # mount -t ext2 /dev/md0 /mnt/

    mount後のdfの結果はこんな感じです。

    # df
    Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
    /dev/hda1 38198332 25646976 10610960 71% /
    /dev/md0 2064144 1362136 597156 70% /mnt

    ��70%にもなっているのは、すでにファイルをコピーした後だからです。
    ��ちゃんとしたコピー時間は計っていません(^^;


    ��考察>
    この例では、通常のファイルシステムに使っていますが、
    nbdはswapにも使えるようなので、CFだけで組んでいるOBSSでも
    かなりいろんなことが出来るようになると思います。

    また、今回は1台のサーバに対してsoftware RAID1にしていますが、
    これを2台に分けるとか、片方をlocal device、もう片方をremote deviceに
    するなど行えば、none shared storageタイプのactive-standby構成の
    クラスタも組めるのではないかと思っています。

    ��OBSSでここまでやるべきかと言うと、ちょっと疑問ですが(^^;

    今後はnfsとの性能比較などもしてみたいと思います。


    ��参考文献>
    /usr/src/linux/Documentation/nbd.txt
    http://www.it.uc3m.es/~ptb/nbd/