2003年10月30日木曜日

日経ビジネス 2003.10.27号

★★★【日経ビジネス 2003.10.27号】

* 利益率40% 驚異の経営キーエンスの秘密
o 一言で言うなら「部品に付加価値を付けて、顧客の悩みを解決し(つまりソリューション)、高い利益率をキープしている」と言うことになる。
o これも、「何だ当たり前」なのだけど、なかなか出来ない。
o 顧客が欲しがっているものは、高い金でも買うと言うことだと思う。なぜなら、それ(購入費・投資)以上の見返り(成果)が出るものだから。だから、欲しいのである。
* 特別対談 「失われた10年の先」 福井日銀総裁×ゴーン日産自動車社長
o 私にとってインパクト大きかった。
o 福井「日本は...目標を見失ってしまいました。」
o ゴーン「そうだと思います。私が日産自動車に来た当時、この会社が陥っていた状況は、そういった意味では非常に分かりやすかったですね。特に目立ったのは2つです。
o まずは従業員が混乱に陥っていたこと。従業員は全く途方に暮れていました。なぜこのような状態になったのかまるで理解できなかった。そして、どうやったらここから脱却できるかと言うことが分からなかったんです。
o 2つ目は自信を失っていたという事実です。従業員は自ら何をすべきか分からなくなっていましたし、経営陣に対する信頼も失っていました。
o つまり、会社に対する信頼がまるで失われていたわけです。そんな状況では目標なんかもてるわけはありません。
o ですから私がしなければならないことははっきりしていました。状況を分析し、なぜこのような低迷が始まったのかという原因を究明する。そして、いかにそこから脱却するのかを考えると言うことです。」

* 私がみなさんに「目標を持て!」と言ったのですが、みんなは目標を持てないほど疲れ切っている・混乱しているのでしょうか...
* そうだとしたら、私はまさに「裸の王様」です。もっと具体的な問題分析をしないとだめだということになりそうです。2003-10-30 (木) 00:18:27 (柴田ひ)



アイデアのつくり方

★★【アイデアの作り方 ジェームズ・W・ヤング著 TBSブリタニカ】



* 帯に「60分で読めるけど一生あなたを離さない本」と書いているように1時間で読める。
* 一生離さないかどうかはまだわからないけど、本質だけに絞って簡潔書かれている。
* アイデアを生む課程は、下記と書いてある。
o 1.資料集め     対比:食料集め
o 2.資料の咀嚼    対比:食べる
o 3.寝かせる     対比:消化
o 4.アイデアの誕生  
o 5.アイデアの具体化と展開
* 「なにそれ?当たり前じゃん」と思った人は、読んでみよう。
* もう一つ、心に残ったのは「どんな技術を習得する場合にも、学ぶべき大切なことはまず第一に『原理』であり第二に『方法』である。」と言うものがある。
* 他にも、使える言葉がいっぱいあります。2003-10-29 (水) 23:34:27 (柴田ひ)

2003年10月26日日曜日

地名の世界地図

【地名の世界地図 21世紀研究会編 文春新書】

* ぼちぼち読んでいる途中。
* トリビアより、もうちょっと役に立つかなと言う地名に関する知識が得られる本。
* 暇なときに(暇なときがあればだけど)いいかも。2003-10-26 (日) 01:00:47 (柴田ひ)


もしも宮中晩餐会に招かれたら

★【もしも宮中晩餐会に招かれたら 渡辺誠著 角川Oneテーマ21】

* まぁ、こんな本もあると言うことで。
* 招かれることはないと思うけど、招かれると大変だということが良くわかった(^^; 2003-10-26 (日) 00:57:01 (柴田ひ)


職人

★★【職人 永六輔著 岩波新書】


* 本書の前半に書かれている職人の一言を引用したものが心に響く。
* 例えば、
o 「風邪を引くのはサラリーマン。職人は風邪を引きません。風邪なんかひいちゃいられないからです。」
o 「教えると言うことは教わると言うことです。」
o 「わたし、下手な人には教えません。下手な人に教えると、自分まで下手になってしまうものです。」
o 「職人が『何かすることありませんか』なんて言うな、おまえ。する事探して、黙ってやってろ!」
o 「褒められたい、認められたい、そう思い始めたら、仕事がどこか嘘になります。」
* 前半だけ読んでも損はしない。2003-10-26 (日) 00:53:57 (柴田ひ)


孫子・勝つために何をすべきか

★★【孫子・勝つために何をすべきか 谷沢永一/渡部昇一著 PHP文庫】


* 2000/4に単行本で出ていたものが、2003/10に単行本で出た。孫子の本はいくつか読んでいるが、これも買ってしまった。
* 太平洋戦争の事例が頻繁に出てきたり、右翼左翼の批判など、今ひとつの点もあるが、ビジネス書として読む必要あり。
* きれい事ではなく、競争社会で勝つためのヒントが相変わらず多いと感じる。2003-10-26 (日) 00:53:57 (柴田ひ)