2004年7月21日水曜日

競争優位の組織設計

ざーっと、一通り目を通したレベルであることを最初にお断りしておく。


本書の中では明確に述べられていないが、競争優位の組織とは全体最適な組織と言うことではないかと読みとった。
また、業務(仕事)と組織のねじれ解消に関しては本書全般に関して言及している。

類似書も多くあると思うし、ハーバードビジネスレビューを読むような方々には見慣れた話題も多いと思うが、実際の企業を例題にあげた話題は説得力がある。

��マトリックス型組織の別の見方も書かれており、新鮮であった。

尚、著者の一人であるDavid A. NadlerはHarvard Business Review 2004.5にてBuilding Better Board(DIAMONDハーバードビジネスレビューでは2004.8号で「取締役会を活性化する法」)として寄稿しており、現在も活躍中である。

随所にエッセンスが埋め込まれており、そのエッセンスをさらに昇華出来るような問題意識を持った方にお勧めする。

1 件のコメント:

  1. 全体最適な組織というのは合点です。最適化は、持てる人、物、金をつかって行わざるを得ないためとても難しい作業かもしれませんけれど。しかし、最適であるという評価を得るのはさらに難しいかも知れませんね。
    この本は私も読もうと思います。

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