「オブジェクトは内部に処理パターンとデータ構造を持ったものである。」と言うような荒い理解から抜け出して行くには、本書はかなりの良書であると考える。
特に、BASICから入ってアセンブラやCでごりごりコーディングしていたような、
つまりハードウエアアーキテクチャもソフトウエアの基本動作原理も、
コーディングの基礎もしっかりしているベテランエンジニアなのだが、
「最近の新しい流れはわからんなぁ。」「取っつきにくいなオブジェクト指向」と
感じている方にお勧めする。
��私がそうだったり(^^;
現実世界に置き換えた謎の例え話を使わずに、
オブジェクト指向ではコーディングベースでどう書くのかを丁寧に説明している。
プログラミングの進化の歴史を疑似体験させてくれるようで、(基本が出来ている・染みついている人ほど)分かりやすい(と思う)。
��生まれたときからオブジェクト指向の言語がある若い世代には、
��このパラダイムシフトを乗り越える苦しみは分からないかなぁ(^^;
また、最近のソフトウエア技術動向関連として、UML、GoFパターン、RUP、XP、アジャイルなどについても本書末の方でさらっと触れている。
300ページほどあるが、それほど時間も要せずに読めると思う。
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