エンジニアにとっての最前線は顧客先である。
顧客先での作業はつらい。特に障害対応などだと尚更である。
顧客からの問い合わせはあるし、調べる環境はないし、やることはてんこ盛りだし。
最前線で一つ判断や顧客に対する言葉を間違えると、全身火だるまになる。
最前線に求められるものは、
・自分で判断するのか否かを決める判断力
かな。
その最前線を支援するのは、
・判断を支援する情報・人・もの等の補給路
・作業に集中させ、顧客からの各個撃破から守るための現場指揮官
かな。
「とにかくやってこい」「最前線は何やってんだ」「今どうなっているんだ?」と言う暇があったら、将校クラスは最前線に出向くべきだな。
そして、最前線で顧客対応を一手に引き受けるコンタクトパーソンになって、
各エンジニアが最大限の能力を発揮できるようにすべきだな。
似たような話で障害時の対応と言うものがあった。
これは、コンタクトパーソンが状況を逐一報告することで、個別の攻撃から部隊を守った例だと思われる。
��しかし、戦闘厳しい折に大将クラスが最前線に出かけるとなると、
��全軍の指揮は出来ないし、最後の砦が出かけるので後がないしで、
��これまたタイミングが難しい。
> 最前線に求められるものは、
返信削除> ・自分で判断するのか否かを決める判断力
そしてこれの根源となるのが、確たるポリシーです。ここで言うポリシーは個人のポリシーではなく、組織としてのポリシーです。これがあやふやであると最前線は大混乱します。
G.M.ワインバーグの「技術リーダーシップの人間学」だったと思いますが、パットン将軍の例が出ています。彼は現場では何も指揮しなかったと言います。なぜなら最前線の現場では部下たちは何をすればよいのか、つまりどのようなポリシーのもと振舞えば良いのか、その時点でわかっていたからです。パットンは強力なポリシーを持った組織作りをすることでリーダーシップを発揮した人でした。
リーダー自身が仕事に対して何を「善し」とし、何を「問題」と感じるか、事前の洗い直しが出来ているのは重要なことです。
もう一つ。将校クラスにはリーダーとマネージャが居ますが、これらは区別されなければなりません。リーダーは何かを最終的に決める人であり、マネージャはそれを円滑に進める人です。
上記の場合ではマネージャは、まさにコンタクトパーソンとして動く人です。リーダは、問題全体を俯瞰する位置で、トップレベルの決定を行う人ということになります。
いずれが欠けても現場は混乱することになります。
>> 最前線に求められるものは、
返信削除>> ・自分で判断するのか否かを決める判断力
>そしてこれの根源となるのが、確たるポリシーです。
>ここで言うポリシーは個人のポリシーではなく、
>組織としてのポリシーです。
私の言葉で言うなら、それはポリシーと言うより、
文化とか風土だな。
> 私の言葉で言うなら、それはポリシーと言うより、
返信削除> 文化とか風土だな。
ポリシーは
�� リーダー自身が仕事に対して何を「善し」とし、
�� 何を「問題」と感じるか、事前の洗い直しが
�� 出来ているのは重要なことです。
ここにかかります。言うなれば、もっと明確で首尾一貫した「方向性」です。
それは「ルール」や「契約」や「サービス仕様書」のような、もっと厳密なものである場合もあるでしょう。
風土や文化のような「雰囲気」というか「そんなの当たり前だ」なんてのはポリシーではありません。「あたりまえは指導力の放棄だ」という言葉もあります。
少なくとも私はそう思っています。
私が言う「文化」「風土」とは、まさに下記のことです。
返信削除> なぜなら最前線の現場では部下たちは何をすればよいのか、
> つまりどのようなポリシーのもと振舞えば良いのか、
> その時点でわかっていたからです。
某自動車会社の話が新聞をにぎわしていますが、
私の言葉では「あそこの企業文化がおかしい」です。
たぶん、ねぎの言葉なら「あそこのポリシーがおかしい」になるのでしょう。
「文化」「風土」が「ポリシー」より曖昧であるとは思っていません。