なんでこの本を買ったんだろう?
いえ、決して後悔しているのではなく、逆に本書との出会いに感謝している。
1992年に出ている。少年向けの本であるが、もっと早く読んでおけば良かったと思う。
著者も後書きで書いているが、
...子供の本を安易に考えていたぼくは、突きとばされたような気分だった。
そして、いわゆる「くだいた本」「やさしく書いた本」を書いてはなるまい、と思ったのである。
つまり、文体は易しいが、内容に関しては『心と真剣に向かい合い、初めて覗くための基礎』を指南するものであると思う。
ユングやフロイトを読む前に読んでおけば良かった。息子にも勧めよう。
さて、心に響いた文を引用してみる。
『ぼくは、はじめのところで、人間のこころを海にたとえて話をした。』
『こころについて話をするなら、わざわざ海などをたとえに持ってこなくてもいいだろう。直接、こころの話をすればいい。』
『それができるなら、それがいいにきまっている。だが、それができるだろうか。できはしないのだ。』
『こころは、目で見ることも、大きさを測ることも、手で触れることもできない。』
『たとえ抜きで、こころのことを話そうとしてみたまえ。君も、それがどれだけむつかしいことか、すぐにわかるはずだ。』
うーむ。
『今までに、こころの底をさぐってきながら、君は、人間のこころが、その奥のほうで動物的な本能とつながりがあることを知ったわけだ。』
良くわからないが、「小人恐るべし」と言う言葉が頭に浮かんだ。
まだ読んでません。買おうか迷ってます。。。
返信削除いい本ですか?近くの本屋にはなくて、探してる途中です。
見つけたら買おうと思ってます
> 見つけたら買おうと思ってます
返信削除読んだら、コメントくださいませ。