2004年9月22日水曜日

はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内



某心理学専攻の知人が読んでいたので、私も読んでみた。
��その某氏はBlogに記事を書いていたはずだが、今見ると見あたらない。

考えるってのは、ないものを認識することという記述には目から鱗が落ちた。
��日々、仕事で「To BeとAs Isのギャップがどうしたこうした」と議論しているのに、
��その根本的なことをここまでズバリとは言えなかった。

あるがままにすべてを受け止めれば、確かに問題はなにもなく、
考えることもない。
でも、それでは進歩というものはないのであろう。

また、「型」を知っているからこそ、「型破り」も認識できるというのも
日々考えていたことを見事にいわれた気がする。
型に対する「守」がなければ、「破」も「離」もないよな。

「頭の外で考える」というのも新鮮だった。
打ち合わせでも、頭から口を経由して言葉として出してこその考えであろうし、
ホワイトボードに考えを書き表してこその考えだろう。

外に出してこそ進歩があると思う。

文庫本ですが、横書きで新鮮ですし、文と関係ありそうななさそうなイラストが
またいい感じです。


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