2004年10月8日金曜日

火を入れる

その昔、ハードウエア(特にLSI)の開発を行っていたときに
初めて試作機に電源を入れるときには、いつもどきどきした。

もちろん、シミュレーションを行ったりしているのだが、
実機ではいろんなことが起こる(^^;

さっぱり動かないときもあったし、ある程度動いたときもあった。

もっともつらいのは、シミュレーションが終わって論理設計が完了し
チップ上にロジックを押し込む実装設計も何とか切り抜けて
LSIのマスクができてチップを作っている最中にバグが判明したときです。

マスク完から最初のチップができるまで、その当時で1ヶ月弱ぐらいかかった。

新しいマスクを作るにしても、1ヶ月かかる。すぐにはバグ取りしたものは手に入らない。
その間の悶々とした期間ほどいやなものはない。

ソフトウエア系に身を転じた後は、自分が作ったものなら、すぐに直すことができるところは、ありがたかった。

その代わり、多くのコンポーネントの組み合わせで動かすシステムになると、
直接手が出せないものも多く、別の意味で悶々とすることがあり、難しい。

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