2005年8月21日日曜日

手順と習熟度

あることを実現するための作業に既存の「ある手順」があったとする。

新たにその作業に参画するメンバーが知恵を出して、「新たな手順」を考え出したとする。
一見、正しそうである。明らかに効率的でありそうだ。

しかし、それぞれの手順というのは、その手順を実施するメンバーの習熟度と分けて考えることは出来ない。



ある手順は、「全て正確に作業を行う作業者」あってこそなのである。
それを考えずに「知恵」を出しても、現場とは乖離したものとなり、突発的な事態への対応は困難を極める。
別の言い方をすると、「全て正確に作業を行う」ことは、訓練・練習なしにはありえない。
頭の良し悪しではない。
100%の正確性を満たすには、正しくできた手順を本番ではなぞるだけにすべきなのだ。
信頼度100%を達成するには、頭の中だけの知恵や机上の議論(空論)では無理である。
��信頼度80%なら、「頭の中で動かす(シミュレーションする)」でも出来ると思うけど。
��頭の中でも動かさず、実際に手を動かす検証もしていない手順は、
��まず間違いなく本番でぼろが出る。

1 件のコメント:

  1. 御意。(^^;
    自戒の念をこめて・・・。

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