2004年2月に出たばかりの逢沢明氏の著書である。
非常に理解しやすい書き方と内容であった。
ゲーム理論に関する本を読んだのは本書が初めてであるが、果たしてそれが幸せだったのか否か...もっと基礎的な本を先に読んだ方が良かったかもしれない。他にも読んでみなければわからないが、基礎的な本を後で読むとつまらなく思えるのではないかというほどインパクトがあった。
マーフィーの法則にも触れており、数学的にマーフィーの法則を証明している。
いや、保証していると言った方が良いかもしれない。
今まで学校でしか習っていない確率統計論も戦略と言うか人間の判断を加えると、かくも面白く別の側面があるのかとかなりの驚きを感じた。
また、自己だけでなく相手がいることにより、自己のとるべき戦略(作戦)も大きく変わると言うところに、「孫子の兵法」的な考え方の裏付けであったり、仏教の「一切皆苦」「諸法無我」「諸行無常」を感じてしまうのは考えすぎであろうか...
さらに、Transaction Analysisのような対話も似たような話かもしれないと思い始めている。
勉強すればするほど、勉強不足を痛感する。
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