理系白書ブログ: 大学院3割ルールを読んで。
まとまりが無いけど、思い付くまま。
私が働いている「いわゆるIT業界」では、学生にとって「つぶしが効く業界」と思っているのかもしれないけど、情報系以外の学生も大勢受けにくる。
しかも、情報系とはまったく関係ない学科でありながら、大学院まで行ってこの業界を受けにくる。
��かく言う私も工学部ではあるが情報系学科では無い。
��院卒では無いのだけれど。
私が学生をしていた「ん十年前」でも、少なくとも3割ぐらいは進学していたような気がするが、最近の大学生、特に「程度の高い」大学ほど、大学院への進学率が高いようである。
採用の面接を行っていると、大学ごとの差や院卒/学卒の差よりも、圧倒的に個人差の方が大きいと感じる。
大きな個人差が原因だと思うけど、高専の情報系学生と大学院の情報系院生を比較しても、高専の方が「私から見てすごく優秀」と思える者が多い。
以上のような狭い経験では、現状5割~6割程度大学院に行ってると仮定すると、大学院への進学率を半分ぐらい(つまり3割程度)に減らしても良いような気がする。
��というか、税金で補助された国立大学の大学院に、
��専門技術を研くために2年間(または5年間)いった後に、
��気が変わって別業界というのも、どうかと思う。
��まぁ、大学受験時は「入れるところに入る」けど、
��就職時ぐらいは「行きたいところに行く」というのであれば、
��分からないわけではないけど。
採用する大手企業、特にトヨタなど「買い手」側が強いところが、「大学院生は3割しか採用しない!」とでもいえば、院進学率も自然に減るかも(^^;
KPIとしての3割はいいところかも。
この先20年一緒に仕事をして、20年~40年後を任せる若手を採用する側からすると、
学生「もう少し専門を究めたいと思ったので」
採用側「その割りに、先ほど質問した専門のことはあまり説明出来ないよねぇ?(^^;」
学生「うぐっ」
とか言う奴は遠慮してもらいたい(^^;
いっそ、
採用者「なぜ大学院に行ったの?」
学生「その当時、採用状況が悪かったので、とりあえず」
という方がまだ正直でいいかもしれない(^^;;;
企業側も景気の波によらずにある程度以上の採用を行わないと、上記のように「採用状況が...」などと言われてしまうのである。
>採用者「なぜ大学院に行ったの?」
返信削除>学生「その当時、採用状況が悪かったので、とりあえず」
私(就職極氷河期世代)も内定をもらえなければ、大学院に進学することも考えましたが、
研究っちゅーもんに向いてない(興味ない)ってことに気付いてましたから、
内定もらえて、マジで(!)よかったです。
大学、大学院の敷居が低くなってるようなきはしますね。
まゆみさま:
返信削除> 大学、大学院の敷居が低くなってるようなきは しますね。
敷居が低いのは良いんですけど、目的意識がないと...って、面接して感じています。
「とりあえず」行く人多いですもんね(^^ゞ
返信削除まゆみさま:
返信削除> 「とりあえず」行く人多いですもんね(^^ゞ
とりあえず行って、目的を見付けられればいいんですけどねぇ(^^;
Slash BでインタビューのPodcastあり(^^)
返信削除[ポッドキャスト]理系白書!元村さんにインタビュー(その1) http://fmfukuoka.co.jp/b/2007/05/rikei_part1.php
[ポッドキャスト]理系白書!元村さんにインタビュー(その2) http://fmfukuoka.co.jp/b/2007/05/rikei_part2.php
[ポッドキャスト]理系白書!元村さんにインタビュー(その3) http://fmfukuoka.co.jp/b/2007/05/rikei_part3.php
>とりあえず行って、目的を見付けられればいいんですけどねぇ(^^;
返信削除見つけられないってことなんでしょうねぇ(^^ゞ
困りますねぇ。
まゆみさま:
返信削除>>とりあえず行って、目的を見付けられればいいんですけどねぇ(^^;
>見つけられないってことなんでしょうねぇ(^^ゞ
そうなんですかねぇ。
>>困りますねぇ。
目的を考えさせない受験システムとか、教える方にも問題があるんでしょうねぇ。
採用する会社側にも、大きく分けて「才能」「潜在能力」「人間力」などの「ざっくり」で採用するのか、「専門性」「経験」「特殊性」などの「きっちり」で採用するのか。
結局、生き残る奴が生き残るのかなぁ。
��まとまらない(^^;