2020年8月9日日曜日

MacBook Pro(late 2008)でCatalinaのIMEを動かす

ずっとmacos patcherのお世話になりながらHigh Sierraで動かしていたMacBook Pro(late 2008)だが、Xcodeなどのapple謹製ソフトがインストール出来なくなり困ってきた。

#実は以前、Mojaveにしてみたのだが不安定でどうにもならなかったので、
#High Sierraに戻していた。

 駄目元でCatalinaにしてみた(^^;

 

【全体の手順】

1.まずはTime Machineでバックアップをとる。
  事前にできるだけ不要なファイルは消しておく。

2.macOS Catalina Patcherをダウンロードし、
  手持ちのUSBメモリをインストールメディアにする。

3.手順通りにmacos Patcherで作成したインストールメディアで起動させ、
  内蔵HDDにCatalinaをインストールする。

#と、スンナリいっているいるように書いているが、postinstallのpatchが失敗して
#駄目元で内蔵HDDからCatalinaを起動させた後にpostinstallを行なった。
#Catalinaの起動も30分ぐらいかかり、けっこう待たされた。

4.内蔵HDDからCatalina起動後、もう一度インストールメディアで起動して
  postinstall patchを実行する。

5.日本語入力がおかしくなるので、MojaveのIMEを移植する。

6.再起動すれば、出来上がり。

 肝は上記の5である。

ネットを探すと、macOS Catalina Patcher 不具合情報と解決策という、ありがたいサイトがあった。  

もう一台のmacをたまたまMojaveで動かしていたので、そちらから関係するファイルを持ってきた。

#移植先はMacintosh HD - Dataではなく、Macintosh HDの方なのだが、
#これで良かったんだろうな(^^;

 

【移植したファイル】

下記の青文字がMojaveから移植したファイル
同じく赤文字はCatalinaにあったファイルのバックアップ

sh-3.2# pwd
/usr/lib
sh-3.2# ls -l libmecab*
-rwxr-xr-x@ 1 root  wheel  1596512  8  9 18:07 libmecab.1.0.0.dylib
-rwxr-xr-x@ 1 root  wheel  1596512  8  9 18:07 libmecab.dylib
-rwxr-xr-x  1 root  wheel   812464  8  6 09:49 libmecab.dylib.bak
-rwxr-xr-x@ 1 root  wheel  4820080  8  9 18:07 libmecabra.dylib
-rwxr-xr-x  1 root  wheel  2881600  8  6 09:50 libmecabra.dylib.bak

 

sh-3.2# pwd
/System/Library/Input Methods
sh-3.2# ls -l JapaneseIM.*
JapaneseIM.app:
total 0
drwxr-xr-x@ 9 root  wheel  288  2 23  2019 Contents

JapaneseIM.bak:
total 0
drwxr-xr-x  9 root  wheel  288  6  6 15:27 Contents 


sh-3.2# pwd
/System/Library/PrivateFrameworks
sh-3.2# ls TextInput*
TextInput.framework:
Resources    TextInput    Versions

TextInput.framework.bak:
LanguageIntelligenceTrialDefaults.pb    TextInput
Resources                Versions

TextInputCore.framework:
Resources    TextInputCore    Versions

TextInputCore.framework.bak:
Resources    TextInputCore    Versions

TextInputMenuUI.framework:
Resources    TextInputMenuUI    Versions

 

 【移植のちょっと詳細】

【移植元作業】Mojave側

  1. ターミナルを開き、suでrootになる
  2. 上記の青文字のファイルを、cp -a でどこかのフォルダにまとめる
  3. zipで固めて、移植先マシンにコピーする

【移植先作業】Catalina側

  1. コピーされたzipを解凍し「何処かのフォルダ」に置く
  2. 移植先をインストールメディアで立ち上げる
  3. 移植先のフォルダで、mv hoge hoge.bakする
  4. 移植先フォルダに 「何処かのフォルダ」からcp -aする
  5. コピーしたファイルに対してchown -R root:whell hogeする
  6. 上記3.〜5.を対照ファイル分、繰り返す

 

【ご参考情報】

 macOS でよく見かける拡張属性や ACL

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