2010年10月17日日曜日

平時の指揮官 有事の指揮官


初代内閣官房安全保障室長である著者が、自身の経験に加え、『海軍次室士官心得』『部下から見た監督者論』などをもとにした、中間管理職向けの叱咤激励文である。

『海軍次室士官心得』は旧日本海軍内に非公式ながら読み継がれていた中間管理職(である士官)向けの指南書である。
『部下から見た監督者論』は警察学校内のアンケートをもとにした「管理職ベカラズ集」といっても良いものである。

平時と有事でのリーダの心構え/優先判断/行動の違いを実例を挙げて解説してくれている。
具体的な話が多く、心構えでは「下学して上達す」など高尚な話から、行動での「5分前の5分前の5分前行動」「起立会議」「大声で指示を出せ」などは、納得させられる。

��上司って、親以上、親分以上、研究者以上じゃないとダメなようね。
��耳が痛い話も多い(^^;

一読をお勧めする。

中古単行本もあるようだ。


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